金柑(きんかん)の美肌美容ダイエット効果!栄養効能に美味しい食べ方レシピ

【2017/09/21 内容追記修正】

こんにちは、管理人のラトンです。

 

よくはちみつきんかんのど飴~とか
耳にしますけど

この「金柑(きんかん)」って
実物どんなものか知っていますか?

見た目はころころしていて
小さめなまんまるな可愛い柑橘系の果物です。

 

しかしこの金柑、小さい割には
しっかりと栄養が含まれていて

美肌美容にダイエットにもいいとか。


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そこで今回は金柑の栄養効能や
美味しい食べ方のレシピなどについて
見ていってみましょう。

では、しばしお付き合いくださいませ。

 

金柑(きんかん)の美肌美容ダイエット効果!栄養効能に美味しい食べ方レシピ

金柑(きんかん)の歴史について

金柑についてですが
原産地は中国の中流域~下流域とされます。

 

室町時代から明治初期のあたりまで
使用されたといわれる

庶民用の初等教科書の
「庭訓往来(ていきんおうらい)」に

きんかんの記述が残っているとされ
この金柑は中国から日本に伝わってきた

丸金柑(マルキンカン)ではないかと
推察されています。

 

このために日本にきんかんが
伝えられたのは

鎌倉時代~室町時代初期の頃ではないかと
されていますね。

丸金柑が伝わってきた後に
更に伝わってきたのが
長金柑や寧波金柑といった品種。

特に寧波金柑(にんぽうきんかん)
についてですけど

 

この品種はきんかん栽培で
400年以上の歴史を持つ寧波市北侖区が
産地となっており

日本に伝わってきたのが
1826年頃(江戸時代後期あたり)

 

1825年には異国船打払令などが出ていたり

1828年にはシーボルト事件があったりと
外交に関してはかなり緊張していた
時代でした。

 

そんな時代の中で中国逝江省の寧波市の船が
日本の商人を長崎まで送るために
出航したものの

遠州灘の海域付近で
大荒れの天気に見舞われて難破。

大きく航路をはずれた船は
静岡県の清水港へと
たどり着いたといいます。

 

この時難破してしまった船の乗組員などに
食料を提供したり世話をしていたのが

清水市の名主「柴田権左衛門」なる人物。

 

この時権左衛門は助けてくれたお礼として
寧波金柑の砂糖漬けをもらったそうで

その種子を自宅の庭に植えて育てたとの事。

 

大切に育てたのが功を奏したのか
とても質のいい金柑の実がなったそうで

これが日本における
「寧波金柑」の始まりだったとされています。

 

 

そこから徐々に全国各地で
栽培されるようになった金柑は

現在では宮崎県や鹿児島県などを
中心に栽培されています。

 

特に宮崎県産の完熟金柑の「たまたま」は
一定の条件をクリアしないと認められない
ブランド物の金柑として有名です。

 

ちなみに「たまたま」とは
「玉々」の略ではなく

美味しい金柑は全体の生産量の
たった2%しかできないという事もあり

「時々」「ごくたまにしか」「偶然の産物」

こういった意味をこめての
「たまたま」なんだそうです。

 

かなり貴重な金柑というわけなんですね。

 

金柑の主な栄養素やカロリーについて

金柑ですけど、一般的には
柑橘系となっていますが

厳密にいうと柑橘属ではなく
「金柑属」に分類される果物です。

 

もっとも金柑が美味しくなって出回るのは
「1月中旬~3月上旬」のあたりだそうですね。

 

最初に金柑のカロリーから見ていくと
「100gあたり約71kcal」となっています。

 

そして主な栄養素についてですけど

 

・ビタミンA、B郡、C、E

・ビタミンP(ヘスペリジン)

・カリウム

・カルシウム

・マグネシウム

・葉酸

・水溶性食物繊維

 

などが主に含まれていますね。

 

では主な身体の効能についても
確認していきましょう。

 

金柑の身体への栄養効能について

ビタミンCやEによって風邪予防に美容効果

金柑はビタミンCがレモンと同等位に含まれており

ビタミンCは細胞間を結びつけるのに
必要になってくるコラーゲンの生成を
促進する効果があります。

コラーゲンといえば美肌や美容にも
効果がある事で有名ですね。

 

皮膚や血管、骨などをしなやかに
丈夫にしてくれるので

美肌と美容への効力だけでなく
動脈硬化や脳梗塞といった
血栓系の病気の予防に

骨粗しょう症なども予防してくれる
効果などがあります。

 

「ビタミンCの主な効果・効能」

・疲労回復効果

・風邪予防効果

・免疫力、ストレス耐性の向上

・肌荒れの改善に予防

・動脈硬化など血栓系の病気の予防

・骨粗しょう症の予防

 

以上の効果が期待できます。

加えて若返りのビタミンとしても有名な
「ビタミンE」も豊富に含んでおり

 

通常なら体の中に入ってきた
細菌などを除去する働きがある
活性酸素ですけど

あまりに増えすぎると
体内の細胞を酸化させ
錆びさせていくので

これが生活習慣病や
老化の促進などの原因となります。

 

ビタミンEの抗酸化作用は
この活性酸素を除去してくれる
働きがあるので

生活習慣病や老化などの予防に
効果があるとされます。

 

あとは血中の悪玉コレステロールが
酸化してしまうのも防いでくれるため

血液の状態をサラサラにして
血流を改善してくれます。

 

血流が改善すれば
それだけ体中にまんべんなく
栄養が行き渡るので

新陳代謝がアップしたり
肌のツヤが良くなったり・・

あとは動脈硬化なども予防するので
良い事づくめですね。

 

ちなみに体内の活性酸素を
無害化したビタミンEは

その力を使い果たして
一旦無力化してしまうわけですが

 

ビタミンCにはビタミンEに
自らの電子を与える事で
再度元気にしてくれる作用があるので

再び体内の活性酸素を
無害化する事ができます。

 

これらの栄養素を一緒に摂取できる金柑は
まさに美容にぴったりな果物と
いえるでしょう。

 

「ビタミンEの主な効果・効能」

・肌荒れの予防に改善

・毛細血管、血管の血流を良くする

・動脈硬化、心筋梗塞の予防

・ガンなどの予防効果

・コレステロール値の低減効果

・アンチエイジング効果

 

ビタミンP(ヘスペリジン)でビタミンCをサポート

ビタミンPは正確には
ビタミン様物質のひとつで

お蕎麦に含まれているルチンや

カテキンやアントシアニン
といった栄養素も
ビタミンPの一種とされます。

 

みかんや柑橘系の皮の部分に
多く含まれているビタミンPは
「ヘスペリジン」と呼ばれる成分で

 

柑橘類の袋部分には実の約50倍

筋の部分にはなんと約300倍もの
ヘスペリジンが含まれていると
されます。

 

ビタミンPの働きとして
まず注目したい部分は

ビタミンCの隣には
必ずビタミンPの存在があり

 

ビタミンCは熱や空気などに弱く
性質的にかなり壊れやすい
繊細なビタミンです。

その壊れやすい状態をサポートして
安定させる効果がビタミンPには
あります。

イメージ的に考えるなら
ビタミンCのボディガード的な
存在といえるでしょうか。

 

加えてビタミンPには毛細血管を強化して
血流を改善してくれる効果や
抗酸化作用なども含まれているので

高血圧の予防や動脈硬化などの予防
ビタミンCの効力を更に強めてくれる
効果などもあります。

 

「ビタミンP(ヘスペリジン)の効果・効能」

・毛細血管の強化

・血流の改善&動脈硬化の予防

・生活習慣病の予防に改善

・高血圧の予防効果

・血中コレステロール値の低減に改善

・抗アレルギー作用(花粉症など

・がんの抑制効果

 


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カルシウムやカリウムで美肌にむくみの解消

主に骨や歯などの成形に
関係するカルシウムですけど

金柑はカルシウムの含有量が「100g中80mg」
果物の中で含まれている量としては
トップクラスです。

実は若々しい肌を維持していくためにも
カルシウムは結構重要な栄養素なんです。

 

正常な肌のターンオーバーのサイクルには
カルシウムの栄養成分が必須であり

カルシウムが不足していると
充実した角質層も作られなくなるので

乾燥肌やくすみ、シワやシミ等の
原因にもなっていきます。

 

あとは精神面、神経を安定させ
興奮状態やイライラしている状態を
抑え込んでくれる効果などもあります。

 

 

あとカリウムは体内の過剰な
ナトリウムを体外に排出する効果があります。

 

過剰に塩分を含んだ食事などを食べると
その分体内の塩分濃度が高くなるので

それを一定値に戻そうと
体は水分を余分に溜め込もうとします。

一般的にこれが
むくみの正体とされていますね。

 

特にデスクワークや立ち仕事などが
主な仕事な人の場合

あまり体を動かせず
血流が悪い状態が長時間続くので
足などがむくみやすいです。

 

むくみの原因になりやすいナトリウムを
尿と一緒に排出するので

最近身体のむくみが気になるかも・・・
という方にもおすすめできます。

 

「カルシウムの効果・効能」

・歯や骨の成形

・骨粗しょう症の予防効果

・肌のターンオーバーの正常化

・イライラの抑制、精神面安定の作用

 

「カリウムの効果・効能」

・むくみの予防や改善効果

・高血圧の予防効果

 

食物繊維もばっちりなので便秘解消にダイエットにも○

あと食物繊維は水溶性と不溶性が
同割合含まれているそうなので

腸内の調子を整えて腸内細菌の活性化に伴い
便秘の解消に役立ちます。

だいたい100g摂取することで
1日に必要な食物繊維の25~33%程度を
摂取できてしまいます。

 

便秘解消はそのまま身体の代謝を高めて
ダイエットしやすい体質にかわっていくので

身体の調子もよくなっていくはずですよ。

 

βクリプトキサンチンのがんの予防効果

主にみかんなどの柑橘系の果物に
多く含まれている

「βクリプトキサンチン」の成分。

 

強力な抗酸化作用を持つ
カロテノイドの一種であり
活性酸素を強力に除去します。

 

βクリプトキサンチンは
免疫細胞に働きかけて活性化する効果があり

がん細胞の増殖を抑制してくれる
「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」を
活性状態にしてくれるので

がんを予防する効果が期待できます。

 

「βクリプトキサンチンの効果・効能」

・がんの予防、抑制効果

・骨粗しょう症の予防

・美肌の維持効果

・肥満の予防、ダイエット効果

・糖尿病進行の抑制効果

 

金柑の栄養を効果的に摂取できる美味しい食べ方レシピ

さて、そのまま皮ごと食べるのも
悪くない金柑ですけど

金柑の栄養をしっかり摂取しつつ
美味しく食べるレシピって
どんなものがあるでしょうか。

 

最も有名かなと感じるのは
やっぱり金柑の甘露煮ですかね。

20160125-05
出典 :https://cookpad.com/recipe/706648

⇒⇒⇒ジュワ〜っと甘い、きんかんの甘露煮

きんかんに水。あと砂糖があれば

弱火でじっくり煮込んでいくだけで出来るので
とっても簡単。

 

風邪の予防や喉が
いがらっぽいと感じた時にいいです。

ついでにはちみつも加えると
より風邪予防になるでしょう。

 

他にも

20160125-06
出典 :https://cookpad.com/recipe/3029242

⇒⇒⇒甘さが凝縮♡金柑ピール

 

20160125-07
出典 :https://cookpad.com/recipe/2488952

⇒⇒⇒きれいな色の金柑マーマレード

主にジャムやピールなどにするのが
適しているみたいですね。

 

ジャムやはちみつ漬けなどにすると
クッキーやパウンドケーキなどに
応用できるので

より使い勝手がいいかと思います。

 

今回のまとめ

はい、今回は冬の時期の金柑の
栄養効能などについて紹介していきました。

冬の時期もそうですが春先の
気温が移り変わる頃合いも
風邪などひきやすいので

 

金柑のはちみつ漬けなど用意しておいて
風邪予防に役立ててみては
いかがでしょうか。

あと美肌や美容を意識して
食べてみるのもいいですね。


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ではでは、金柑(きんかん)の栄養効能や
美味しい食べ方についての内容は
以上となります。

また次回にお会いしましょう。

 

同じ柑橘系の果物として
みかんや柚子などの記事も書いています。

どうぞ見ていってください。

⇒⇒⇒みかんの効能に白い筋に栄養は?ダイエット肌にいい効果的な食べ方

 

⇒⇒⇒柚子の美容便秘ダイエット効果!栄養効能に食べ方は?

 

⇒⇒⇒デコポン(不知火)の栄養効能!ガン便秘予防にダイエットに効果的?

 


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