プルーンの栄養効能に皮の食べ方!子供や妊娠中の便秘解消効果も

【2017/09/15 内容追記修正】

どうもこんにちは、管理人のラトンです。

 

大体8月中旬あたりから9月にかけて
最も多く出回り旬を迎えるという
「プルーン」

 

バラ科のサクラ属、西洋スモモに
分類されるもので

原産地であるコーカサス地方では
「命の果実」と呼ばれているとか。

 

便秘の解消などに効果を
発揮してくれる果物で

ドライフルーツにすることで
栄養価がさらに高まることで有名ですね。


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今回はこのプルーンの
美容と健康への栄養効果や食べ方

便秘解消の効果などについて
見ていこうと思います。

ではでは、早速いってみましょう。

 

プルーンの栄養効能に皮の食べ方!子供や妊娠中の便秘解消効果も

最初にプルーンとは何なのか

プルーンと耳にすると乾燥して
セミドライトフルーツ状態に

なったものをなんとなく
思い浮かべるんですけど

 

プルーンとはそもそも
プラム(すもも)を乾燥させたものを
指すそうなんですね。

 

ここから微妙に
ややこしくなっていくんですけど

 

まず、日本でもお馴染みな
皮の部分が真っ赤で中身が
黄金がかっているものは

中国原産の「日本すもも」とされ

日本だと「すもも」と呼ばれており
英語だと「plum(プラム)」と
呼ばれています。

 

そしてすももには
コーカサス地方原産の
「西洋すもも」がありまして

「日本すもも」と比べると外側の
色味が紫色に近くこちらは
「プルーン」と呼ばれています。

 

更にはすもも全体のカテゴリーを
「プラム」として

そのカテゴリー内の乾燥させたものを
「プルーン」と呼んだりもします。

 

日本すももや西洋すもも
生や乾燥云々の部分を考えると

ちょっと頭が
こんがらがってきそうですけど

 

見た目が赤く新鮮で
生な状態な日本すももは「プラム」

 

見た目紫っぽくて
更にはセミドライトフルーツのように
乾燥状態になったもの

もしくはミキプルーンのように
ペースト状になったものは

「プルーン」とすると
まだ分かりやすいでしょうか。

 

プルーンの歴史について軽く紹介

次にプルーンの原産地について。

黒海とカスピ海に挟まれた場所にある
「コーカサス地方」という地域が
プルーンの発祥の地であり

長寿の人が多い事でも有名・・・
らしいのですが

 

この長寿の人が多い云々の点に関しては
出生証明が出来ていない点も
指摘されているそうで

100歳以上の証明は難しいとか。

 

だから長寿ではないと
完全否定もできないので

真偽のほどはあやふやな
状態になっているようです。

 

・・・すみません。話が逸れましたね。

プルーンの歴史部分に戻しましょう。

 

 

最初は隊商の携帯食品として
ドライプルーンがヨーロッパ地方へと
入っていき

そして南ヨーロッパ地方に
定着していった後

 

欧州地方全体へと徐々に広がっていき

南フランスのアジャン地方では
特に盛んに栽培されるように
なったといいます。

 

フランスのアジャン郊外には
ドライプルーン博物館なるものが
あるそうで

各年代の乾燥オーブンや
プルーンを使った名産品の
お菓子なども販売しているそうです。

 

 

大航海時代になると
ヨーロッパの移民を通じて
プルーンはアメリカにも伝来していき

19世紀の中頃あたりに
フランス人のルイ・ペリエの手によって

プルーンはカリフォルニアの地へと
移植されます。

 

その後品種改良を重ねた後に

現在でいうところの
「カリフォルニアプルーン」

誕生させる事に成功して
今日に至るといいます。

 

 

ちなみに西洋すもものプルーンの栽培は

日本でも気候がまだ似ている
長野県と東北地方あたりで

 

明治の初期頃に試されたそうですけど
雨と湿気の多い日本の風土は

プルーンを栽培するにはちょっと
向かなかったとされます。

 

現在は国内ですと
長野県、北海道、青森県などが

主なプルーンの
生産地となっているようです。

 

生のプルーンの栄養と健康と美容への効果について

それではプルーンのカロリーや
栄養効果などについて見てみましょう。

カロリーから見てみると
「100g中に49kcal」

 

ビタミン系の栄養素で最も目立っているのは
「ビタミンE」ですね。

 

ビタミンEによる抗酸化作用

抗酸化作用を持つビタミンEは
油に溶ける性質を持つ「脂溶性ビタミン」です。

 

体内の脂質の酸化を防ぎ身体の
各部分を守る働きがあり

基本ビタミン系の栄養素は
美容に良い効果をもたらすものが
多いですけど

 

ビタミンEはその中でも
高い抗酸化作用を持つ点から

「若返りのビタミン」という
異名も持っています。

 

加えて皮膚や目の健康維持などに
効果のあるビタミンA

美容と美肌、免疫力アップ効果なども持つ
ビタミンCも豊富に含んでおり

 

特にビタミンEはビタミンCと
結びつくことによって失った効力を
蘇らせる事ができるので

 

・アンチエイジング効果

・血流改善による動脈硬化の予防

・生活習慣病の予防効果

・ニキビ、吹き出物、肌荒れの改善効果

・美肌効果

 

このあたりの栄養効果を高める事ができます。

 

特に果肉よりは果皮の部分に
抗酸化作用が高いポリフェノールが
豊富に含まれているとされるので

 

生のままプルーンを食べる場合は
皮付きのままがぶりといくか

刃を入れて中の種を取り出して
食べるか・・いずれにせよ皮は
そのままの方が美容効果は高くなるでしょう。

 

ネオクロロゲン酸による抗酸化作用

ビタミンEやCなどの
抗酸化成分を含んでいるだけでも
かなり美容に良いといえますが

プルーンには更に

 

「ネオクロロゲン酸」

「ヒドロキシクロロゲン酸」

 

というポリフェノールの一種が
豊富に含まれています。

 

これらのポリフェノール類も
かなり高い抗酸化作用があるため

体内の脂質の酸化を抑制したり

更には

 

「LDLコレステロール」の酸化すら
阻止してくれる効果もあるので

 

・高血圧や動脈硬化の予防

・生活習慣病の予防

・脂肪の蓄積を抑制する肥満防止効果

・糖尿病の予防効果

・高い老化防止、アンチエイジング効果

 

これらの効果なども期待できるといいます。


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葉酸とビタミン群による貧血改善効果

栄養素の数値的に高いのはあとは
「葉酸」でしょうか。

 

葉酸と聞くといまいち
どういった栄養素だったか
思い出せない人も多いかもですけど

水溶性のビタミンB郡の一種であり

 

葉酸が不足すると主に

 

・悪性の貧血

・口内炎

・食欲不振

・下痢

・舌炎

 

このあたりの症状が出てきます。

 

貧血に効果があるとされる
栄養素としては主に「鉄分」
思い浮かべると思いますけど

 

後述しますが生のプルーンの中に
鉄分は「100g中に0.2mg」の分量しか
含まれておらず

そんなに言うほど含有量は多くないです。

 

ただ、貧血に効果がある栄養素としては
ビタミンB6や銅、葉酸なども効果的であり

これらの栄養素がバランスよく
豊富に含まれている点から

貧血予防に効果的なのではないかと
されています。


 

あと妊婦の方の場合
妊娠初期の葉酸不足は結構問題となります。

 

この時期の葉酸不足は妊娠している子供の
神経管閉鎖障害の発症リスクを
上げることになります。

 

DNAを構成している核酸
タンパク質の合成を促進するという
働きを持っているので

最も細胞が分裂して成長していく
妊娠初期のあたりに葉酸の栄養は
不可欠なわけですね。

 

プルーンの便秘解消効果について

そしてプルーンの栄養効果で
注目したいところは便秘解消効果の部分でしょう。

 

プルーンに含まれている
「ソルビトール」という成分。

 

ガムの原料としても使われている
糖アルコールの一種とされ
天然の糖質、甘味料でもあります。

水分を保持する働きがあり

腸内に残っている方い便に水分を含ませて
軟らかくして便を出しやすくするといった
効果が期待できます。

 

あと便秘を解消していく上で重要な

 

「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」

 

これらを両方共含んでいる点も
便秘解消に一役買っています。

この2つのバランスが
「水溶性:不溶性=1:2」

こうなると
便秘解消していく上で理想的な状態となります。

 

食べるときはヨーグルトと一緒に混ぜるのが
一番食べやすいでしょう。

ドライプルーンを赤ワインで煮詰めたり
ジャムにしてパンにして食べたり
いろいろな食べ方もありますよ。

 

妊婦の方の場合プルーンの食べ過ぎは
体重増加に繋がりやすいので

せいぜい1日2~3個程度が
適量かと思います。

さきほどの「ソルビトール」は

便秘薬や下剤などにも
使用されている成分も
含まれていたりするので

食べ過ぎてしまうと
流産の危険性もあるとのこと。

 

加えて奇形や先天性の障害を
持って生まれてしまう可能性も出てくるので

やっぱり食べ過ぎには注意が必要です。

 

あとお子さんが便秘になっている場合は
プルーンの果汁やジュースを

大体2~3倍程度に希釈して薄めたあとで
飲ませるようにするといいかと

 

量もちょっとずつ試して
一気にたくさん与えないよう注意です。

便秘状態が一気に解消して
今度は下痢になってしまっては
元も子もないですからね;;;

 


加えて豊富な食物繊維も含まれており

その食物繊維の約半分は
水溶性食物繊維の「ペクチン」です。

 

消化酵素で分解されないペクチンは
大腸まで届いて腸内環境を改善し

お腹の中の善玉菌を
増やしてくれる効果を持つので

 

・便秘と下痢の解消効果

・血糖値上昇を抑制する糖尿病予防効果

・コレステロール値減少効果

・腸内の発がん率の抑制効果

 

などなど腸内の健康状態を
調整してくれる効果が期待できます。

 

ドライプルーンの栄養の方が高い?

さて、プルーンを食べる場合
生よりもドライプルーンの方が
栄養価が高いと聞いたことないでしょうか。

 

カロリーについては
「100gあたり235kcal」

生のプルーンより高くなりますけど
他の栄養素はぐぐっと増えるケースが
多いようです。

一応生とドライの
プルーンの栄養を確認してみますと

主な栄養成分
(プルーン生 100 g 中)

エネルギー ・・・49kcal

たんぱく質・・・・0.7g

食物繊維 ・・・1.9g

ビタミンB1・・・ 0.03mg

ビタミンB2・・・0.03mg

鉄  ・・・0.2mg

カリウム ・・・220mg

主な栄養成分
(乾燥プルーン100g中)

エネルギー  ・・・235kcal

たんぱく質  ・・・25g

食物繊維   ・・・7.2g

ビタミンB1  ・・・0.07mg

ビタミンB2  ・・・ 0.07mg

鉄      ・・・ 1.0mg

カリウム   ・・・480mg

全体的に見て乾燥プルーンの方が
栄養素の数値的には高いという事に
なりそうですね。

 

生プルーンよりは乾燥プルーンの方が
間食としてもつまみやすいですし

手軽に摂取するとしたら
乾燥プルーンの方が適役といえますが

 

先ほども書きましたように
カロリーの数値は5倍近く
跳ね上がりますから

くれぐれも食べ過ぎには要注意です。

 

今回のまとめ

はい、今回はプルーンについての栄養効果や

ドライプルーンについての妊婦の方や
子供への便秘解消効果などについて
書いていきました。

 

主に妊娠初期から妊娠後期まで
お世話になる事も多いかと思われるプルーン。

しかし食べ過ぎには十分注意して
ご自身の身体と相談しながら
プルーンを摂取していきたいところです。


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もちろん普通に便秘解消を
していきたいといった人にもおすすめなので

仕事中のおやつとか
朝のヨーグルトに1粒入れてみたりなど

どうぞ日常生活に
取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

それでは、今回の内容は以上になります。
また次回にお会いしましょう~。


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