柚子(ゆず)の美容便秘ダイエット効果!栄養効能に食べ方は?

【2017/09/16 内容追記修正】

こんにちは、管理人のラトンです。

 

冬の時期の冬至あたりに
かぼちゃやを食べたりゆず湯に入ったりして
風邪や冷え性などを予防するなどありますが

「柚子(ゆず)」
昔から日本人に親しまれてきた果実で
ちょっとした和食の風味付けに欠かせません。

 

そのゆずについての体への栄養効能って
意外と知らなかったり
するのではないでしょうか。

美容、健康にダイエットなどにも
効果的ともいわれる柚子。


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今回はそうした柚子(ゆず)の栄養効果や
美味しい食べ方などについていくつか
紹介していきたいと思います。

それではさっそくいってみましょう。

 

柚子(ゆず)の美容便秘ダイエット効果!栄養効能に食べ方は?

柚子(ゆず)の歴史について

柑橘系の中では
そのまま食べるというよりは

皮をすり下ろして
料理の風味付けに使ったり

果汁を絞って料理に清涼感を
加えるといった使い方が一般的なゆず。

 

ゆずの故郷、原産地は
中国の揚子江(長江)の
上流付近とされていまして

古代の中国においては

「柚」

という漢字があてられていたようです。

日本に最初に柑橘系の果物が
伝来してきたのは
約1900前(西暦109年頃)

だいたい弥生時代後期で
景行天皇の時代だったといいます。

 

ゆずに関しては北京方面から
朝鮮半島を経た後に
伝来してきたと推察されているようですが

詳しい記述の書物などが
残っていないそうで
伝わってきた詳しい時期は不明とのこと。

 

ただ六国史の1つで
平安時代に編さんされた歴史書の

「続日本記(しょくにほんぎ)」

「往々隕石於京師 其大如柚子」

という記述が残っており

 

要約すると

 

「奈良の都に柚子くらいの大きさの
 隕石が落下した」

 

といった内容です。

 

このため奈良時代の時点では
すでにゆずは日本に
伝来していたという説が有力のようです。

 

 

古くからその薬効効果については
注目されていたようで

 

日本最古の漢和薬名辞書である
「本草和名(ほんぞうわみょう)」

平安中期に作成された
「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」

現存する国宝の日本最古の医書
「医心方(いしんぽう)」

 

などに「柚」の文字が
記されているといいます。

 

民間の間でもゆずの葉や果汁などは
薬として用いられていたようで

江戸時代の民間療法書の
「経験千方(けいけんせんぽう)」

歯の痛みへの対処法についても
「柚(ゆず)」が使われていたり

 

貧血や低血圧などに効果があるとされた
漢方薬膳料理の「ゆず酒」などにも
使われたようです。

 

 

また現在でも風習として残っている
「冬至のゆず湯」ですけど

こちらの風習も江戸時代に
広まったとされています。

 

江戸時代当時は
自宅にお風呂なんてなく
銭湯にいく必要があったわけですが

冬至の時期にゆずを入れたのは
最初は客寄せのためだったと
されていますね。

 

当時は科学的な検証なんて
できなかったでしょうけど

ゆず湯に入る事で
普段よりも体がポカポカしたり

なんだか肌が綺麗に
なっているという点は
感じ取っていたものと考えられます。

 

あと風邪の予防効果や
冷え性、腰痛などの症状の
緩和といった効果もあり

今日に至るまで
その風習が残っているという事は

 

それほどに美容と健康への効力が高く

広く深く日本の文化に
根付いたという事なんでしょう。

 

柚子(ゆず)の主な栄養成分

柚子(ゆず)のカロリーについて
書いておきますと

「100gあたり21kcal」

ととってもローカロリー

 

栄養成分は果肉部分よりも
果皮の方に集中しています。

 

主な栄養成分としては

 

・ビタミンC

・ビタミンB1、B2

・クエン酸

・ペクチン

・βカロテン

・カリウム

・カルシウム

・鉄分

・ピネリン

・リモネンリナロール

・シトラール

・ヘスペリジン

 

といった具合に色んな
栄養成分を含んでいます。

特にビタミンCの含有量は
柑橘系の果物の中でもトップクラスで

 

・みかんの2~3倍

・レモンの3~4倍

 

ほどの含有量になるといいますから
美容に効果的なのも納得です。

 

そのあたりの栄養成分の体への
栄養効果についてもうちょっと具体的に
見ていきましょうか。

 

柚子の体への栄養効能について

「豊富なビタミンCによるアンチエイジングや免疫力アップ効果」

ゆずの果皮の部分には
このビタミンCが豊富に含まれており

 

肌を瑞々しく保つ
コラーゲンを合成する時に必要な
酵素の働きをサポートしてくれたり

日焼けによる
メラニン色素の生成を抑えて
炎症やシミになるのを予防する効果。

 

あと活性酸素を分解して
ニキビの炎症を抑える事による改善効果や

↑に書いたように
コラーゲンの合成量が増えるので

肌の状態を若々しくして
シワを改善する効果など。

美容美肌のアンチエイジング効果には
欠かせない栄養素として有名です。

あと粘膜を正常に
維持してくれる効果もあるため

体内に風邪のウィルスが入りにくい
体内環境を構築して
免疫力をアップさせることができます。

 

風邪をひきやすくなる季節の変わり目とか

冬の季節にも積極的に
摂取したい栄養素になります。

 

 

加えてストレスに対しても
有効的に働く効果もあり

通常、腎臓の上あたりにある
小さな「副腎」という臓器に
ビタミンCが蓄えてられているのですが

体がストレスを受けると
抗ストレスホルモンを分泌するために
ビタミンCが大量に消費されていきます。

 

ビタミンCは水溶性ビタミンで
ずっと貯蔵しておけない栄養素でもあるので

普段からビタミンCを摂取しておかないと
ストレスに対処するためのホルモンが
作られず

ストレスに対して
無防備な状態になってしまいます。

 

なので精神面を強化する上でも
ビタミンCの栄養素は
欠かせないといえるでしょう。

 

「ビタミンCの主な効果」

・肌の美容と美白効果

・抗酸化作用によるアンチエイジング効果

・風邪などウィルスに対する免疫力アップ効果

・抗ストレス、精神面の免疫力アップ効果

 

クエン酸による疲労回復や病気の予防効果

主に柑橘系の果物などにすっぱい
酸味成分多く含まれている有機酸。

果肉や果汁などに多く含まれるクエン酸は
疲労回復の効果があることで有名です。

 

疲労の物質と耳にすると
なんとなく乳酸を思い浮かべますけど

最近の研究では乳酸は
確かに疲れを感じている時に
増加している物質ではあるものの

疲労に直接的に関係している
物質ではないことが明らかになっています。

 

クエン酸が疲労回復に
効果があるというのは

人の体内には摂取した栄養素を
体を動かしていくエネルギーへと変換する

「クエン酸回路」というものがあって

クエン酸を日常的に摂取していると
このクエン酸回路の働きが
スムーズに効率的になっていくので

体内のエネルギーの巡りが良くなる事から
疲労回復に繋がるというわけです。

 

 

あとはクエン酸を摂取する事で
血液中のpH値が弱アルカリ性へと
傾いていくので

血液がサラサラな状態になっていきます。

 

血流が改善するという事は
高血圧予防や動脈硬化や心筋梗塞といった

血栓系の病気を予防する事にも
つながりますね。

 

「クエン酸の主な効果」

・疲労回復効果

・血流改善の効果

・アンチエイジング効果

・ガンの予防効果

・美肌と美容効果

・痛風の予防など

・動脈硬化や心筋梗塞などの予防

・整腸作用

 

といった具合に様々な
美容健康効果が期待できます。


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リモネンによるリラックス効果や抜け毛の予防効果

主に柑橘系フルーツに
含まれているリモネンの香り成分で

使用されている場面は
飲料水の香料、化粧水や医薬品、洗剤などと
様々な分野で活躍しています。

 

体への主な効能として最も代表的なのが

リモネンの香り成分による
「リラックス効果」ではないでしょうか。

 

脳がリラックスしていると
「α波」という脳波が出ている状態となり

記憶力や集中力のアップ
快眠作用などの効果があります。

 

リモネンの香り成分を嗅ぐと
この「α波」が出てくる状態となるので

肉体と精神面が
リラックスした状態となり

不安やストレスを感じている時などには
最適な成分といえます。

 

安眠効果も期待できるので
寝る前に香りを嗅ぐ事でぐっすり
質のいい睡眠をとることもできるでしょう。

 

 

あとは交感神経を刺激する事で
体全体の代謝を活性化させていき

消化の吸収効率などもアップするので
ダイエット効果が期待できたり

 

血行促進効果もあるので
冷え性の改善や予防

血栓系の病気の予防にも
つながるでしょう。

 

「リモネンの主な効果」

・リラックス効果と安眠効果

・ガンの予防に治療

・代謝をアップしダイエット効果

・免疫力を高めて、風邪などの予防に

・育毛効果に抜け毛の防止

・血行促進により冷え性の予防

 

こういった具合に様々な
栄養効果が期待できるわけですね。

βカロテンによる目や肌の健康維持や抗酸化作用

βカロテンは体内でビタミンAへと変換され
必要な時にビタミンAとしての効果が
発揮されるのでとても都合がいい栄養素です。

別名「プロビタミン」とも呼ばれています。

 

強い抗酸化作用があるので
その主な効果としては

 

・免疫を正常に保ち、風邪などの予防

・皮膚や粘膜を正常に保つ

・視覚を調節し物を見やすくする

・体内の酸化から体を守る

・動脈硬化の予防

・悪玉コレステロールの減少

 

このあたりの効果が期待できます。

 

ヘスペリジン(ビタミンP)による血流やコレステロール値改善効果

ゆずの皮と、白いワタの部分
そして種の中などには

「ヘスペリジン(ビタミンP)」

といった成分が豊富に含まれています。

 

毛細血管の修復、強化する効果があり
身体の隅々まで栄養素を
巡らせることができるので

血流を改善する栄養素として有名です。

 

血流を改善していくので
冷え性の改善効果や
動脈硬化の予防効果なども期待できます。

 

 

あとは悪玉コレステロール値を低下させて
善玉コレステロールを
増殖させるといった働きもあるため

生活習慣病の予防などにも効果的です。

 

「ヘスペリジンの主な効果」

・毛細血管の修復と強化

・血流を改善する効果

・冷え性や肩こりの改善効果

・コレステロール値の減少効果

・生活習慣病の予防効果

・動脈硬化、心筋梗塞などの予防効果

・発がんの抑制効果

 

柚子(ゆず)のあの特徴的な香り成分

ゆずの香りの60%以上は
レモンの香り成分として有名な
「リモネン」

その他「チモール」「シトラール」と続きますが

 

ゆずの特徴的な香りを位置付けているのは
「ユズノン(油胞)」と呼ばれる香り成分です。

なんと1個のゆずに
「100万分の1」しか含まれておらず

ほんのちょっと絞っただけでも
非常に強い香りを放つ点が特徴とされています。

 

ユズノンは果皮の中の
油胞と呼ばれるカプセルの中に
含まれているので

 

ユズノンの香り成分を加えたい時は
半分にカットしたゆずの切り口を上にして

果汁を絞っていけば香り成分が
空気中に飛ばずに

ユズノンの成分を含んだ果汁を
取ることができます。

 

あとはゆず湯に入る際に
柚子の皮を剥いたり潰したりすることで

柚子の香りを多分に含んだ
ゆず湯を楽しむことができるでしょう。

 

柚子(ゆず)の効果的な食べ方に摂取方法

柚子の栄養は果肉部分のみならず
果皮や種の部分にも多く含まれているので

柚子の栄養効果をしっかり取り入れるためには
皮や種も一緒に摂取しておきたいところ。

 

そのためこちらゆず茶のように
丸ごと茹でてお湯で割るゆず茶はおすすめ。

20151117-06
出典:https://cookpad.com/recipe/3495948

⇒⇒⇒丸ごと茹でて簡単ゆず茶♪

他にもレシピを載せていってみますと


20151117-07
出典:https://cookpad.com/recipe/2122070

⇒⇒⇒ゆずチキン♪

 

こちらのように
柚子の絞り汁や皮も使ったタレを絡めた
ゆずチキンに


20151117-08
出典:https://goo.gl/C8pKFN

⇒⇒⇒人参と柚子のサラダ

 

人参と柚子を使用したタイプのサラダ


20151117-09
出典:https://goo.gl/8nsh9F

⇒⇒⇒まるごと柚子羹

 

まるごと柚子を使用した
柚子羹なんてものもあります。

それぞれお好みで柚子の風味を
楽しんでみるといですね。

 

今回のまとめです

はい、今回は柚子(ゆず)の美容や
ダイエットへの効果に様々な栄養効能

それに美味しい食べ方などについて
紹介していきました。

 

基本そのまま食べる機会は
少ない印象の柚子ですけど

探してみると割とレシピとか
あったりしますので冬至の時期などには

柚子を使った料理やお茶などを飲んで
風邪の予防やダイエットなどに
役立ててみてはいかがでしょうか。


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ではでは、今回の柚子(ゆず)の
栄養効能についての内容は以上です。
また次回にお会いしましょう。

 


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