ぶどうの美容効能にダイエット効果は?皮や種に栄養はある?

【2017/09/19 内容追記修正】

こんにちは、管理人のラトンです。

 

さて、秋の味覚で美味しい果物は
たくさんありますけど

その中の1つに「ぶどう(葡萄)」
挙げられると思います。

 

夏から秋の時期にかけては各地で
ぶどう狩りのイベントに出かける人たちも
いるんじゃないですかね。

 

甘酸っぱいぶどうはそのまま食べたり
冷凍状態にしてシャリっと
食べてみるのも悪くないですけど

さて、ぶどうってどういった
栄養があるのか考えたことはあるでしょうか。

 

正直自分はぶどうについての栄養とか
体への効果など考えたことなかったんですけど

健康について考え初めて
ぶどうってどういう効果あるのかなーと
ちょっと興味が出てきたわけです。


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今回はそうしたぶどうについての
美容健康効果に皮や種は食べてもいいのか。
栄養はあるのか。

そのあたり紹介していきたいと思います。
では、いってみましょー。

 

ぶどう(葡萄)の美容効能にダイエット効果は?皮や種に栄養はある?

ぶどうの歴史について、白亜紀から存在していた?

最初にぶどうの歴史部分について
ちょろっと書いていきたいと思います。

 

今日秋の時期になると
市場に多く出回るようになる
「ぶどう」ですけど

果物の中では世界最古と呼ばれるほどに
歴史の古い果物とされています。

 

その古さたるや人類の歴史よりも更に古く
ぶどう科に属する植物が誕生したのが
だいたい1億3千万年前の白亜紀の時代。

だいたい1億年前あたりが
恐竜の全盛期時代とされるので

その時代よりも更に古くから
存在していたというのですから
最も古い果物の1つと考えていいでしょう。

 

ただ氷河期を迎えると
一旦この種類のほとんどは
絶滅してしまったというのですが

氷河期を乗り越えた種類のぶどうが
古代の人たちの手によって栽培され始め
その痕跡は至る所に残っているといいます。

 

紀元前8000年頃、現代の
ヨルダン、テル・アスワドに位置する

「テル・アブ・フレイラ遺跡」からは
豆類やいちじくの果実と一緒に
ぶどうが出土されていたり

(人類最古の農業がされていた痕跡との事)

 

紀元前約4000年~5000年の
出来事を書いたとされる
「ギルガメッシュ叙事詩」には

知恵の神エアから方舟の製法を教わり
その船を建造した際に

ぶどうから作ったワインが
振る舞われたという記述が
残っているといいます。

 

ただ製法が確立していなかった関係からか
かなり酸化して飲みづらかったそうで

蜂蜜などの甘味を加えて
飲んでいたとされます。

 

あと有名どころを挙げるとしたら
エジプト文明でのぶどうの壁画とかですね。

だいたい紀元前3100年~1500年あたりで
栄えていたエジプト王朝の壁画には

ぶどうを栽培している様子や
ワインの圧搾機などでワイン造りを
している様子が描かれていたりします。

 

日本の場合ですとこちらも結構古く
縄文時代の時点ですでに
存在していたとされます。

この頃のぶどうといえば
山ぶどうやエビズルといった

酸味や苦みの方が強い品種で
現在のぶどうとは異なります。

縄文時代の遺跡の三内丸山遺跡などから
発見された樽状の土器の中から
山ぶどうの種子が見つかっているので

生で食べていただけでなく
発酵させてぶどう酒にしていたとも
考えられています。


日本に現在でも主流となっている
ぶどうの品種が伝来してきたのは
奈良時代のあたりだといいます。

どのようにして
伝わってきたのかについては諸説あるようで

 

718年あたり
奈良時代の高僧でもあった行基が

山梨県甲州市に位置する柏尾山大善寺に
甲州ぶどうを広め

そこから栽培を始めたのが
始まりとされていたり

 

もしくは1186年(平安時代の末期あたり)に
雨宮勘解由(あまみや かげゆ)とう人物が

とある祭りに参加するために
山道を歩いていた際

 

偶然にも今まで見たこともない
つる性の植物を見つけ

それを持ち帰って栽培してみたところ
5年後にぶどうの実が実ったという
説などあります。

 

 

江戸時代では
山梨県勝沼でぶどうが名物となり

当時の俳諧師としても有名な
松尾芭蕉が勝沼を訪れた際に

『勝沼や馬子もぶどうを食いながら』

と詠んだとされる一文が残っている点からも
勝沼の地がぶどうの産地として
有名だったことが伺い知れます。

 

明治時代に入ってからはようやく
文明開化の影響から

色々なぶどうの品種が伝来してきて
各地での栽培と

政府の奨励も加わって
勝沼周辺あたりでワインの製造など
進められたといいます。

 

1927年(昭和2年)あたりには
アメリカ種とヨーロッパ種を
掛け合わせてできた

「マスカット・ベーリーA」種の開発に成功し

こちらは現在でも
ワインの原料として使用されています。

 

ぶどうのカロリーに主な栄養について

ぶどうについてですけど、まずカロリーについて。

「100g中に59kcal」となっており
一房の可食部は「204gで120kcal」
なっています。

 

栄養素についてですけど
特別これがすごい!という栄養が
あるわけでもないとのことですが

疲れ目などにいい「アントシアニン」
ミネラル成分だと「カリウム」「銅」
栄養素が多めですね。

 

ビタミンについては
「ビタミンA、E、C、B1、B2、B6、ナイアシン
葉酸、パントテン酸、ビオチン」

といった具合に種類は豊富に含まれているものの
量的には微量なのであんまり
期待できないかなーと。

 

主成分はぶどう糖や果糖
あとクエン酸に酒石酸という
成分も含まれているといいますが

そのあたり栄養効果についても
見てみましょうか。

 

ぶどうの栄養効能について

「ブドウ糖による疲労回復効果」

ブドウ糖は主に
穀類やぶどう、いちじくなどの果物に
含まれている単糖類の一種で

摂取すると体内ですぐに
エネルギーへと変換されていきます。

 

脳だけでだいたい
1日に120gものぶどう糖が消費されるといい

レム睡眠中は脳は
情報の整理や記憶の強化などするために
動いているため

 

ここでもぶどう糖が消費されていくので

主にスポーツなどをして疲労した時や
勉強などに集中した場合。

あとは朝起きた後の朝食などで
積極的に摂取していきたい
栄養素といえます。

 

特に脳に至ってはブドウ糖は
唯一のエネルギー源だといいますから

集中力をアップしたい時や
素早くエネルギー補給したい時などには
効果的だといいますね。

 

「ぶどう糖の主な効果・効能」

・素早い疲労回復効果

・集中力のアップ効果

・低血糖の予防や血糖値を安定させる効果

 

「アントシアニン効果で疲れ目などに」

次にぶどうにはポリフェノールが豊富で
そのポリフェノールの一種である
「アントシアニン」が含まれています。

主に紫系や赤色の濃い果物など・・
ブルーベリーにナス
赤紫蘇やカシスなどに含まれていますね。

 

アントシアニンで注目されがちなのは
やっぱり眼精疲労や視力回復、維持などの
効果などがあると思います。

物を見る機能においては
「ロドプシン」という物質が重要とされますけど

 

アントシアニンはこのロドプシンの物質の
再合成を促進してくれる効果があるので

疲れ目や眼精疲労に効果を
発揮してくれるわけですね。

あとは活性酸素が増えすぎると
体の中が徐々に酸化していくので

肌にシミが出来たり
血管が詰まりやすくなる動脈硬化などの
原因となっていきます。

アントシアニンのポリフェノールには
この活性酸素を抑えこむ
強い抗酸化作用があるので

 

・疲れ目や視力低下の予防、改善

・生活習慣病の予防

・ガンや循環器系の病気の予防

・動脈硬化、心筋梗塞など血栓系トラブルの予防

・若返り、アンチエイジング効果

・美肌、美容への効果

 

このあたりの効果も期待できます。

 

「クエン酸と酒石酸による疲労回復の効果」

ほぼ糖質とのことですけど
「クエン酸」「酒石酸」

このあたりの栄養も含んでいるといいますね。

 

クエン酸は
レモン、みかん、グレープフルーツ系の

すっぱい果実などに含まれている成分で
食欲の回復効果や疲労回復効果などがあります。

 

クエン酸には
「クエン酸回路」というものが存在し

クエン酸を摂取してこの回路が活発になると
体内のエネルギー生成が活発になり
疲労回復などのスピードが早まるそうです。

 

なので若干の疲労回復効果も
期待できるかと思います。


あと酒石酸ですけど
レモン、りんご、梅干しなどに含まれている
果実酸の一種で

こちらもクエン酸と同じく酸性物質を分解し
エネルギーに変えてくれる効果を持つといいます。

 

ワインの瓶や樽などの底に沈殿して結晶化
それをカリウムやナトリウムなどと化合させると
「ロッシェル塩」という物質になり

海中の音波振動を電気信号に変換する
圧電素子として使われたとか・・・

そんな話もあるそうです。

 

その関係からワイン工場が
軍の管理下に置かれていた時期も
あったそうですね。

 

まあ栄養価としてはブドウ糖が主成分なので
疲れた時に甘いもの食べたい~といった時の

サポート的な立ち位置で摂取していくと
いいんじゃないかなーと思います。


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ぶどうのダイエット効果は・・・?

ダイエットにぶどうを使う場合は
食べ過ぎに注意する必要がありますかね。

果糖にブドウ糖を摂りすぎては
ダイエットの意味がありませんから(苦笑

 

巨峰のように大きい粒なら大体8粒前後
量で見るなら「1日100g前後」あたりが
適量でしょう。

 

あとは間食の際にぶどうを食べて
空腹を紛らわし

食前の30分位前にぶどうと
水分を一緒に摂取するなどして

夕飯の量を減らすなどして
ダイエットする方法もあるとの事。

 

ぶどうは体内にエネルギーを
巡らせる良い果物ですから

食べたら軽い運動などして
基礎代謝をアップしつつエネルギーを
燃焼させれば

更なるダイエット効果が期待できるでしょう。

 

ぶどうの皮や種に栄養はあるの?

ぶどうを食べるときに皮や種を除いて
食べる人と、一緒に食べる人
割と分かれるかなと思いますが

皮や種にはしっかり
栄養が含まれているといいますね。

 

「ぶどうの皮には美肌効果のレスベラトロール」

「レスベラトール」という
栄養成分初めて目にしましたが・・

 

こちらぶどうや
サンタベリーなどに含まれている
ポリフェノールの一種であり

若返りの成分とも呼ばれているそうで
強い抗酸化作用から美肌効果や
老化を予防する効果があるといいます。

 

長寿遺伝子と呼ばれる

「サーチュイン遺伝子」

を活性化させる働きがある事で
テレビなどでも放送されたとの事で

近年の中でもぶどうの栄養素として
注目されているといいます。

 

高い抗酸化作用を持ち

お肌の張りや潤いなどに重要な
「コラーゲン」の生成に働きかけ

肌に悪影響を及ぼす酵素などを
抑えこんでくれるので

 

肌のターンオーバーの正常化や

シミやしわなどの予防といった
アンチエイジング、美肌効果などが
期待できます。

 

 

あと更に注目を集めているのが
「がんの予防効果」

1997年頃にアメリカの科学誌に
レスベラトロールによる
抗がん作用について発表れ

そこからマウスを使った実験などで
発がんの抑制作用などがある事が
分かっています。

 

ただ人に対しての効果については
確かな効果があるのか
まだ明確に判断出来ておらず

現在も研究が
重ねられているとの事です。

 

皮ごと食べていく場合は
お腹を壊す可能性もあるので

せいぜい7粒前後あたりで
食べるのをやめておきましょう。

 

「レスベラトロールの主な効果」

・美肌と美容への効果

・老化防止、アンチエイジング効果

・認知症の予防効果

・がんの予防効果

・長寿遺伝子の活性化効果

 

「ぶどうの種には育毛効果のプロアントシアニジン」

プロアントシアニジン・・
また聞きなれない栄養成分ですね(苦笑

 

ぶどう、びわ、りんごなどの果皮や種子に
含まれている栄養成分で
ポリフェノールの一種であり主に

血流の改善、整腸作用
抗がん作用、美白効果などが期待できます。

 

ビタミンCの20倍もの
抗酸化作用を持っているので

「ポリフェノールの王様」などといった
別名もあるほどです。

 

あとポリフェノール成分が
毛母細胞を増加する関係から

毛周期を正常にするので
育毛の効果もあるといいますね。

 

さらに抗酸化作用についても強力な事が分かり
美白、美肌、アンチエイジング効果なども
期待できるといいます。

 

種をそのまま食べるのは
ぶっちゃけあまり美味しくないので

ミキサーなどにかけて粉々に砕き
ジュースやスムージーなどについて
摂取すればいいかなーと。

 

ぶどうまるごとミキサーにかければ
皮や種もそのまま摂取できますから

これで食べにくい点は解消
できるんじゃないでしょうか。

まあ食べ過ぎには注意してくださいね。

 

果物種や果皮の部分によっては
青酸カリなど危ない成分入っているものも
あるので

ちゃんと調べてから実践するようにしましょう。

 

今回のまとめ

はい、そんなわけで今回は
ぶどうについての栄養効能に

皮や種にどんな栄養が含まれているのかについて
紹介していきました。

 

あんまり栄養無いーと最初書きましたけど
皮や種なども加味すると

疲労回復に美肌やダイエット効果、育毛効果と
結構色んな効果ありましたね。


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あくまでもダイエットなどの
助的なサポート食品として
食べていくのがいいと思いますが

それでも日常的に摂取していくことで
体の中からキレイにしていけると感じました。

 

秋の時期にはぶどうをまるごと食べて
毎日の美容健康に役立てては
いいかがでしょうか。

ではでは、ぶどうの美容健康への
栄養効果などについては以上になります。

また次回によろしくお願いします。

 


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