長ネギの青と白の栄養の違いや効果!長持ちする保存方法

【2017/09/14 追記修正】

どうも~こんにちは、管理人のラトンです。

 

秋の頃合いを迎えてちょっとずつ
気温が下がってくると季節の変わり目を
感じますよね。

季節の変わり目を感じる頃合いになると
なんとなく気になるのが「風邪」

 

寒暖の差がはげしくなってくると
体調崩しやすくなってくるものです。

そしてそうした風邪の予防や
治療などに使われるのは大抵
「長ネギ」

 

なんじゃないかと思います。

 

主に風邪の治療とか免疫力のアップとか
血流の改善などに食べたいとされるネギ。

思えばどういった栄養を
具体的に含んでいるのかいまいち知りません。


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なので今回は「長ネギ」について
青い部分と白い部分での栄養の違いに
体への効果。

それと保存方法などについて
書いてきたいと思います。

それではしばしお付き合い下さいませ。

 

長ネギの青と白の栄養の違いや効果!長持ちする保存方法

長ネギ(白葱・根深ネギ)の原産地や歴史などについて軽く解説

最初に長ネギについての
雑学知識など紹介していきましょう。

 

長ネギは以前はシベリア地方が
原産地という説があったようですけど

中国の西武から中央アジアあたりの地域が
原産地だったのではないかと
推察されています。

 

ネギに関しての記述は中国においては
紀元前から確認されているものであり

中国古代の地理書である
「山海経(せんがいきょう)」

儒教の経書で五経の一つとされる
「礼記(らいき)」などに

「葱(ネギ)」の漢字が
記述されているといいます。

 

日本に長ネギが伝来してきた時期も
なかなかに古く

8世紀以前などではないかと
推察されています。

歴史書の中でも有名な
「日本書紀」への記述が
最も古いものとされている点から

奈良時代以前にはすでに長ネギは
栽培されていたという考えが強いようです。

 

ちなみに医療技術など
皆無だった古代においては

殺菌や解毒作用などの薬効を持つ
ネギの食材はとても重宝されていたそうで

神事や祭事の儀式の時には
神に捧げる供物として
利用されていたともされます。

 

長ネギのカロリーや栄養、青い部分と白い部分の違いは?

さて、それではまず長ネギのカロリーですけど
「100gあたり28kcal」

ビタミン、ミネラル成分のところを見てみますと
葉酸とビタミンC、Kの割合が高くなっています。

 

長ネギは青い部分と
白い部分とで分かれていますが

 

青ネギの部分は「緑黄色野菜」

白ネギの部分は
「淡泊食野菜」となっており

 

それぞれ栄養素的にも
ちょっとした違いがあるようで

青い部分の方がカロテンや
ビタミンも多く中性脂肪や
コレステロール値を下げる成分も多いといいます

 

ちなみに通常の長ネギは「根深ねぎ」と呼ばれ
根の部分が伸びるにつれて土を被せて栽培していき

青い部分のみの葉ネギ(青ネギ)は
土を被せずにそのまま育てます。

 

太陽の光をそのまま浴び続けるので
栄養価がアップするんでしょうか。

ではもうちょっと具体的に長ネギの
白い部分と青い部分について見ていきましょう。

 

「ネギの白部分・・・硫化アリル(アリシン)」

玉ねぎなどのネギ類に含まれる栄養素の
「硫化アリル(アリシン)」

ネギの白い部分に多い辛味と匂いの成分で

長ネギ特有のあの「ツーン」とした
強い香りの正体はこの硫化アリルです。

 

硫化アリル(アリシン)は
摂取されると体の中で

「アリシン」

という物質に変化するのですが

 

かなり強い抗菌作用があり
各種病原菌の駆除や食中毒対策にもなります。

 

加えて疲労回復効果などがある
「ビタミンB1」と結合する事で

その疲労回復効果を
長時間持続させることが可能となります。

 

ちなみにビタミンB1が不足していくと

身体の中のクエン酸回路が
正常に働かなくなっていくので

そこから「ガン」を招く
可能性も出てきます。

 

なので体の調子が悪かったり
だるさや倦怠感を感じていたとしたら

ビタミンB1を含む食事と一緒に摂取することで
疲労回復効果やがんの予防効果などを
強めることが出来るでしょう。

 

以下のようにかなり体に良い効果を
与えてくれます。

血液の凝固に血栓を詰まらせる
動脈硬化などの予防

コレステロールの増加を抑え
コレステロール値の低下

血糖値を減少させ
糖尿病などの予防効果

消化液の分泌をサポートし
食欲を増進させる

免疫力のアップ効果

老廃物を排出し
脂肪を燃焼させてくれる

 

と、このあたりの効果が期待できます。

 

「ネギの白部分・・・ネギオール」

ネギの白い部分に含まれているという
ネギオールという成分は

 

・強い殺菌効果

・発汗促進作用

・風邪の予防や治療効果

 

といった具合に
ウィルスに対しての抵抗を持っていて

 

風邪の引き始めの時にネギを食べると
良いというのは

このネギオールの効力に
よるものではとも言われているとか。

 

ただ刻んでから時間の経過とともに
どんどん減っていきますので

食べる直前にそばや汁物に入れるなどして
生のまま食べるといいでしょう。

 

「ネギの青部分・・・カロテン」

ネギの青い部分に多く含まれているのが
このカロテン。

βカロテンとかβカロチンとも呼びますね。

 

とても高い抗酸化作用を持っている点が特徴で

体内で必要なときにビタミンAに
変換される特性を持ち

皮膚や粘膜の形成に免疫機能を
正常に保つ効果を持ちます。

 

そのため肌荒れや乾燥肌
キメの細かい肌を作っていくのに
とても重要な栄養素といえます。

 

紫外線によって発生した活性酸素も
抗酸化作用で無害化し

シミやソバカスのメラニン色素の
発生を抑制してくれるので
美容効果を得たい場合にはうってつけです。

 

その抗酸化作用から

 

・血中の動脈硬化などを予防する効果

・アンチエイジングや老化防止の効果

・がんの発症リスクを下げる効果

 

などの美容、健康効果など期待できます。

 

「ネギの青部分・・・葉酸」

ビタミンB群の1つで
葉に多く含まれている水溶性ビタミンです。

 

葉酸は赤ちゃんを出産する予定のある方には
積極的に摂取して欲しい栄養素であり

細胞分裂やDNAを形成していくうえで
なくてはならないものです。

 

妊婦初期の方が
葉酸が不足している状態になると

胎児が「胎児が神経管閉鎖障害」
負ってしまう危険性が増したり

赤ちゃんが先天性の障害を
持って生まれるリスクも上がるので

 

それらを予防するうえでも
葉酸の栄養素は重要です。

 

その他主な働きとしては

 

・美肌や美しい髪の毛を形成する効果

・認知症やうつ病の改善

・母乳の出を良くしてくれる効果

・貧血、冷え性の予防効果

 

など様々な栄養効果が確認されています。

 

「ネギの青と白、どちらも多いカリウム」

体のむくみの症状などにも効果的な
カリウムもネギの白い部分には豊富に
含まれているといいます。

体内の余分な塩分(ナトリウム)を
体外に排出する効果を持ち

血圧の正常化に加えて
体の各部分のむくみなどを
解消する効果を持ちます。

 

現代社会の食事では
なにかと塩分を多く摂取しがちなので

カリウムの摂取量を増やす事で
高血圧の予防効果など期待できます。

 

「ネギの青と白、どちらも多いフルクタン」

あまり聞き覚えのない栄養素だったんですけど
ネギを切るとなんだかヌルヌルしたところが
あるかと思いますが

 

あのヌルヌルした成分が「フルクタン」

 

複合多糖類の食物繊維の1つであり
長ネギの甘味成分でもあるとか。

インフルエンザウィルスの侵入に
増加を抑えてくれ、体内で抗体を作る時の
サポートをしてくれるといいます。

 

そう考えると予防効果も考えて日頃から
ネギをしっかり摂取しておきたいところですね。

 

ちなみにフルクタンは水溶性でありながら
熱に強い性質を持つので

甘味成分が増す加熱系の調理をする事で
より摂取しやすくなります。


以上のネギの栄養効果を考えると

アンチエイジングや美容への効果
や血中をサラサラにする動脈効果など

美容と健康に関する栄養効果については
ネギの青い部分の方が勝っているように
感じますけど

 

風邪をひいたかな?と感じた時には
白ネギを摂取し

美肌や美容、赤ちゃんの出産に備えたい場合は
青ネギを食べるといった感じに

しっかり使い分けていくと
いいのではないでしょうか。

 

まあ日常的どっちも食べておくというのが
多分いちばん健康的だと思います。


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ネギを長持ちさせる保存方法について

「まだ切っていない場合」

ネギを1本購入し
それを全部1回で使い切るってことは
そんなにないと思います。

鍋物とかに使うならまあ
そのまま使い切るかもですけど。

 

まだ切っていないネギの場合は
それを新聞紙にしっかりくるみ
ポリ袋などに入れて

冷蔵庫の野菜室などで立てて保存していきます。
立たせることが出来ない場合は横向きでも
いいようですが、立てて保存した方が
長持ちするみたいです。

 

この状態で普通に冷蔵保存だと
1週間程はもちますね。


「冷凍保存する場合」

冷凍保存する場合は
洗ったネギの水気をしっかりと切って

食べやすい大きさにカットするか
刻むなどしてフリーザーバッグに入れて
空気を入れて冷凍保存していきます。

 

ただ刻んだ場合、そのまま冷凍していくと
固まりになってどうにも使いにくい・・

 

その場合は冷凍庫に入れてから
1時間程経過した後に

1回取り出して、ネギの入った袋を振り回して
パラパラな状態にしておきましょう。

 

そして冷凍庫に戻すと。

この処理を数回繰り返せば
パラパラな状態のネギで保存できます。

 

この場合ですとだいたい1ヶ月近くは
保存可能となります。

 

まああまり長く保存しておくと
冷凍焼けでネギの香りも飛んで
美味しさが減るので

早めに食べることをおすすめしますね。

 

今回のまとめ

はい、今回は長ネギの青い部分と
白い部分の栄養素の違いに
それぞれの美容と健康への栄養効果。

それとネギが長持ちする保存方法などについて
紹介していきました。

 

色んな料理の薬味や引き立て役として
使われるネギですけど

冬場に食べれば
乾燥肌や風邪などの予防にもなりますし

健康維持にダイエット効果も期待できます。


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ネギを簡単に摂取するとしたらやっぱり
ネギのお味噌汁ですかね~。

味噌の栄養効果もしっかり受け取れますし
健康維持にも最適化と思います。

 

冬場の季節にはネギを日常的に食べて
風邪などを予防してくださいね。

では、長ネギの美容と健康についての
内容は以上です。

また次回にお会いしましょう~。


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