らっきょうの栄養効能や食べ過ぎに注意?ダイエットや健康への効果とは

 

どうもこんにちは、管理人のラトンです。

 

カレーの付け合わせとかで
割と目にする・・というか

そういった場面位しか目にする事がない

 

「らっきょう」

 

あの酸っぱいというか苦いというか
なんとも言えない味わいは

子供の頃はちょっと
受け付けなかったですけど

大人になった今だとその苦みを
美味しく感じるようになりました。

 

らっきょうの効能部分で有名なのは
血液をサラサラにしてくれる
効果あたりですよね。

古くから漢方としても
扱われていたらっきょうは

現代においてもその美容と健康への効果は
注目されているといえます。


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というわけで、今回は
普段はあんまり意識しないと思われる

らっきょうの栄養効能、健康への
効果部分について見ていきたいと思います。

早速見ていきましょー。

 

らっきょうの栄養効能や食べ過ぎに注意?ダイエットや健康への効果とは

らっきょうとはそもそも何か?歴史や雑学知識など

自分らっきょうってそもそも
どういった植物のどの部位なのか?

そのあたり詳しくは
知らなかったんですよね。。

皆さんも普段意識していなかったとしたら
即答できる人は少ないのでは
ないでしょうか。

 

らっきょうは中国原産の
ユリ科ネギ属の多年草で

茎の周囲の葉っぱが
何枚も折り重なって多肉となり
鱗茎(りんけい)部分が肥大化したもの。

これがらっきょうと呼ばれています。

 

ユリ科の植物ということで
玉ねぎやにんにくは一応同族という事に
なるようですが

同族とは言え全くの別物の野菜となります。

 

ちなみにらっきょうを生で食べるために
若採りされたものは

「エシャレット」

と呼ばれこちらはらっきょうと
同族と見ていいかと思います。

中国におけるらっきょうの歴史は相当古く
だいたい3000年前の時点で

漢方薬として使われていたのでは
ないかとされています。

 

3000年前となると中国では周の時代。

日本は縄文時代の晩期か
この頃から弥生時代に移ったのでは
ないかという説もありますね。

 

現代においても漢方薬の
「薤白(がいはく)」として
使われているといいますけど

厳密にいうとらっきょうと薤白は
同じものではないそうで

薤白の亜種がらっきょうと呼ばれており
薬用としての効能が同じなんだそうです。
(微妙にややこしい・・・)

 

薤白の記述は中国古代の
「山海経(せんがいきょう)」や

薬学書の

「本草綱目(ほんぞうこうもく)」

「神農本草経(しんのうほんぞうけい)」

などにも薬用についての記述が
されているといいます。

 

日本にらっきょうが伝来してきたのは
弥生時代にニラと共に伝わってきたとか

平安時代に薬用として伝来してきたなど
時期についてはいくつか諸説
あるようですね。

 

伝わってきた当時は
あの独特の臭いが仏教的に
受け入れられなかったそうで

中国同様に薬用として
用いられていたとされており

 

漢方としての効能は
胸の痛みや腹痛への鎮痛効果や

去痰、呼吸の改善効果などが
あったとされています。

 

食用として食べられるようになったのは
江戸時代になってからで

当時はみそや塩、かすなどに
漬け込んだり、煮たり茹でたりなどして
食べていたとされ

食べ方に至ってはもしかしたら
現代よりもいろんなバリエーションが
あったのかもしれないですね。

 

現代だとだいたいが甘酢に漬けて
漬物にするのが一般的でしょうから。

 

ちなみにらっきょうの産地については

鹿児島、鳥取県、宮崎県がトップ3と
なっているようで

生産量についてはこの3県で
全体の75%以上を占めていると
されています。

 

らっきょうの主な栄養素やカロリーなど

では次にらっきょうの
主な栄養素などについて。

カロリーについては
可食部1個あたりがだいたい5gで6kcal。

「100gだと約118kcal」となります。

 

含まれている主な栄養素ですが

 

・ビタミンC、E、K

・カリウム

・カルシウム

・マグネシウム

・モリブデン

・食物繊維

・パントテン酸

・ジアリルスルフィド

・アリシン

・フルクタン

 

と、だいたい主な部分を挙げるなら
こんなところでしょうか。

 

実のところらっきょうそのものは
そこまでいうほど栄養豊富という
わけでもなく

全体的に見たら栄養価は
低い食べ物という部類に入ります。

 

それでも健康に良いといった話が
出ているのはどうしてでしょうか。

では、具体的にらっきょうの
栄養素の具体的な効果部分について
見ていきましょう。

 

らっきょうの栄養効果、効能について

アリシンによる血液サラサラ効果や疲労回復効果

らっきょうに含まれている
硫化アリルの一種のアリシンと
呼ばれる栄養素。

これは硫黄化合物の一種でもあり
ニンニクやねぎで気になる
強烈な臭いの元になる成分でもあります。

 

とはいえ、含まれている栄養効果は
かなり多岐に渡ります。

アリシンを加熱すると
「アホエン」という物質が生成され

このアホエンには血栓を予防したり
コレステロールが上昇するのを
抑制したりといった効果があり

結果的に血液をサラサラな
状態にしてくれる働きを持ちます。

血行が良くなる事で
身体全体の代謝もアップして
動脈硬化や脳梗塞といった

血栓系の病気の予防にも繋がります。


次にアリシンはビタミンB1と結合すると
「アリチアミン」と呼ばれる

ビタミンB1がパワーアップした
持続型ビタミンB1へと変化します。

 

効果はビタミンB1と同じように
疲労回復効果が主となりますけど

水溶性ビタミンだったものが
脂溶性ビタミンへと変化する点が特徴で

体内に長くとどまり体から
すぐに排出されない状態となるので

疲労回復効果を
延長させることができるわけですね。

 

そのため最近疲れやすくなっていると
感じる人はアリシンとビタミンB1とを
一緒に摂取する事で

体の疲労状態を改善する事が
できるかと思います。


アリシンには強い抗菌力と
殺菌力がありまして

その殺菌力は風邪菌やインフルエンザの
ウィルスに対してだけでなく

コレラ菌、サルモネラ菌
チフス菌といった様々な病原菌に対しても

完全予防に有効である事が
分かっています。


あとは高い抗酸化作用によって
体内の活性酸素を除去していき

新陳代謝を活性化させる効果があるので

 

美容や美肌といった
アンチエイジング効果のみならず

動脈硬化や脳梗塞や糖尿病
他にも解毒酵素の働きを
活性化させることで

ガンの抑制効果もある点でも
注目されています。


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ジアリルスルフィド(DADS)による解毒やがんの抑制作用

「ジアリルスルフィド」と調べてみると

だいたいにんにくに多く
含まれているといった情報が
多く出てきますけど

らっきょうにもこの
ジアリルスルフィドが含まれています。

 

硫黄化合物の一種である
ジアリルスルフィドには

ストレスをブロックして
神経細胞の働きを維持する効果や
肝臓の解毒作用を高めたりする効果

 

加えて活性酸素を除去しての
発がん性物質の解毒

がん細胞を抑制するといった効果が
期待されています。

 

プラス、抗がん作用を持つとされる
栄養素のサポニンも
含まれているという点から

ガンの予防や、抑制に
らっきょうはなかなか期待できる
食材といえます。

 

フルクタン(食物繊維)のダイエット、コレステロール抑制効果

らっきょうの栄養素でも注目したいのが
フルクタンの栄養成分。

 

だいたい、にんにくやごぼう
キャベツなどに含まれている
「フルクタン」ですが

豊富な食物繊維が含まれていることでも
知られるごぼうと比較してもだいたい

「3.5倍」もの食物繊維量を
含んでいます。

 

100gあたりの食物繊維量は「20.7g」と
かなり豊富で生の全食品の中でも
トップを誇る食物繊維量です。

 

食物繊維が豊富に含まれている点から
単純に便秘解消に良いという事で
ダイエットに効果的といえるわけですが

フルクタンには
脂質が体内に吸収されるのを
ブロックしてくれる効果もあるとの事で

その点でもダイエットへの効果が
期待できるわけです。

加えて食後の血糖値上昇を
緩やかになだらかな状態にしてくれるので
糖尿病への予防効果。

他にも腸内のコレステロール上昇を
抑制して腸内で便と吸着して一緒に
排出してくれるといった働きもあるので

 

コレステロール値の減少や改善効果
それによる血流の改善によって

動脈硬化や脳梗塞といった血栓系の
病気の予防にも良いとされています。

 

ちなみにフルクタンは
水溶性の食物繊維ですから

甘酢漬けになっているものを食べる際は
一緒に甘酢も摂取するとらっきょうの
食物繊維を無駄なく摂取できるといえます。

 

ナイアシン(ビタミンB3)による精神安定やダイエット効果

ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれる
ビタミンB群のビタミンで

主に感情などに関係してくる
神経伝達物質の元となる栄養成分です。

 

精神が不安定になっている時とか
うつ病に近い症状が出ている時などは

だいたいナイアシンが
不足している状態ともいわれています。

 

ナイアシンが少ない状態だと
幸福物質で知られる「セロトニン」が
生成されにくい状態になるので

精神的にどこか不安定な状態に
なりやすくなるので

 

最近ストレス過多で心にちょっとした
不安感を感じやすくなっている・・
など出てきたら

ナイアシン不足を疑ってみても
いいかもしれないです。

 

あとは脂質、たんぱく質、糖質などを
分解する酵素の働きをサポートする
役割もあって

体の中で

「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド」

といった補助酵素となります。
(何かの呪文かと思った・・)

 

体の中の炭水化物、たんぱく質
脂肪などを燃焼してエネルギーへと
変換してくれる働きがあり

中性脂肪も燃やしてくれるので

こういったところでも
ダイエットへの効果が
見え隠れしているわけですね。

 

らっきょうの1日の最適な摂取量は?食べ過ぎに注意?

栄養素は少ないといえども
これだけ体に有用な効果と効能を持った
らっきょうですけど

ただたくさん食べれば
いいという話でもないんですね。

食べ過ぎには注意が必要となる
食材ともいえます。

 

結論から先に書いておきますと
らっきょうは食べ過ぎることによって

ジアリルスルフィドが
消化液の分泌を促進してしまうので

胃の粘膜を刺激して
胃もたれな状態になってしまったり

 

らっきょうに含まれる
アリシンの殺菌作用は

腸内の悪玉菌や善玉菌どちらも
排除してしまうといったものなので

過剰摂取していくと
腸内に良い効果をもたらしてくれる
菌まで一掃してしまうわけです。

 

そうなると胃腸障害と
なってしまうリスクもあるので
やっぱり食べ過ぎには注意したいところ。

だいたい1日に食べる
らっきょうの適正な摂取量としては

「3~4粒(20~30g)」

程度との事でこれだけでも
血液をサラサラにしていく効能としては
十分との事です。

まあカレーとか食べる時でも
だいたいそのあたりが
ちょうどいい量ですよね。

 

らっきょう好きで
1日何個も食べている方は

ちょっと食べる量を
見直してみるといいでしょう。

 

今回のまとめです

はい、というわけで今回は
らっきょうの栄養効能や

ダイエットや健康への効果部分について
見ていきました。

 

調べるまでらっきょうってそもそも
どういった野菜だっけ?

といった認識でしかなかったんですけど

なかなかどうして生活習慣の改善や
ダイエットにも効果が高い事を知って
なるほどな~と感じているところです。

 

1日に3粒程度なら
食べられない事もないでしょうし

コレステロール値が気になる方や
無理せずダイエットしたいといった方には

なかなかぴったりな
食材といえるのではないでしょうか。


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毎日の食卓にらっきょうを
加えてみるのもいいかもしれないですね。

ではでは、らっきょうについての
栄養効能については以上です。

 

最後までご覧いただき
ありがとうございます。

また次回に~。

 


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