クミンシード、パウダーの効果効能や使い方!ダイエットの影響や副作用は?

 

こんにちは、管理人のラトンです。

 

香辛料のスパイスって
相当な数と種類がありますよね。

日常的に使っていると思われるのは
ブラックペッパーとかマスタードあたりが
一般的でしょうか。

 

そんな中でカレーなどに
使われる事の多い「クミン」のスパイスも
割と有名な部類に入ると思います。

自分もカレー作る時に
ガラムマサラやクミンの
スパイス入れたりしています。

 

香りが少々独特なクミンですけど
最近ではその健康や美容への効果が
注目されたりしていて

ダイエットに取り入れている人も
多いと聞きますね。

 

なんでもクミンシードやパウダーに
含まれる化学物質が

ダイエットをサポートする効果を
含んでいるといいます。


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というわけで今回は
クミンシード、パウダーの
効果効能や使い方、副作用はないのか?

そのあたり見ていきたいと思います。

早速いってみましょー。

 

クミンシード、パウダーの効果効能や使い方!ダイエットの影響や副作用は?

クミンとはどんなスパイス?歴史や特徴について

ひとまずクミンとは
どんなスパイスなのか?

そこから解説していきましょう。

 

クミンはセリ科の一年草で
原産がエジプトとなっており

 

日本・・・ウマゼリ(馬芹)

フランス・・・キュマン(cumin)

インド周辺・・・ジーラ

オランダ・・・コミン(komijn)

 

といった具合に各地方によって
以上のような別称で呼ばれることも
あります。

 

スパイス系で共通するところは
どれもこれも歴史が相当古いという
部分ですけど

クミンもまたかなり歴史のある
スパイスのようです。

 

もともとナイル川の渓谷に
自生していたというクミンですけど

栽培自体が始まったのが5000年以上前の
古代エジプトの時代で

最も古いスパイスの1つと
されるほどに歴史が深いです。

 

紀元前16世紀(約3600年前)の
古代エジプトの医学書

「エーベルス・パピルス」に
記述が残っていたり

 

紀元前14世紀(約3400年前)では

ミケーネ文明
(ペロポネソス半島のミケーネを
中心にした青銅器文明)

においても使用されていた痕跡が
残っていたといいます。

あと薬として用いたり
ミイラを作成する時の防腐剤として

アニスやマジョラムなどと一緒に
用いられたともされています。

 

ミイラを粉状にして
薬にしていたとも言われていますけど

これはミイラに使われた
クミンの栄養素などが関係していた
可能性もあるとか・・・

 

もちろん通常の食用に用いたり
美容効果を得るために摂取したり

恋愛系の占い、まじないといった具合
にかなり幅広く活用されていたようです。

 

ちなみにその恋愛系のまじないは
中世ヨーロッパにおいても
信じられていたそうで

クミンには恋人の心変わり
浮気心などを防ぐ効力があるとされ

 

戦場へ赴く戦士にお守りとして持たせたり

結婚式の際に新郎新婦がポケットの中に
クミンを入れておくといった風習も
あったとされます。

 

日本に伝わってきたのが
19世紀前半のあたりなので

日本におけるクミンの歴史は
まだ日が浅いといえるでしょう。

 

現在においてはインド料理で
使われるのが一般的ではありますけど

トルコ、メキシコ、スペイン
ヨーロッパ地方の料理などでも
使用されていて

様々な国で親しまれている
スパイスとなっています。

 

クミンの主な栄養素について

スパイス系はなんとなく身体に
良さそうなイメージがありますけど

クミンに含まれている栄養素も
結構幅広いです。

 

・ビタミンA、C、E、K

・ビタミンB群(B1、B2、B6、B12)

・ナイアシン(ビタミンB3)

・カルシウム

・マグネシウム

・リン

・カリウム

・ナトリウム

・葉酸

・鉄分

・植物ステロール(フィトステロール)

・クミンアルデヒド

・リモネン

・チモール

・食物繊維

 

はい、健康に良いと言われる
食材と比べても引けを取らないほどに
かなり色んな栄養素が含まれています。

 

クミンの栄養素による効果効能について

栄養素全部の効果、効能を書くのは
さすがに大変なので一部の栄誉素を
ピックアップしていきましょう。

豊富なカリウムで高血圧やむくみを予防

クミンの栄養素の中でも比較的
多く含まれるのが「カリウム」の栄養成分

主にバナナやアボガドなどに
多く含まれるとされるカリウムですけど

効果として先に挙げるなら
体内の過剰なナトリウムを
尿と一緒に排泄していく効果があります。

 

カリウムとナトリウムは細胞内外で
相互に作用する栄養素で

細胞内液に多いカリウムと
細胞外液に多いナトリウムは
通常一定のバランスを保っているのですが

 

日本人の食生活は基本しょうゆ
味噌、梅干しなどといった具合に
塩分が多めな料理が多く

更に忙しさの関係から塩分多めな
コンビニ弁当が多くなりがち・・
といった背景もあるので

カリウムが不足しがちです。

カリウムが不足して体内の
ナトリウム濃度が高まっていくと

その濃度を元に戻そうとして
水分を多めに摂取してその水分を
溜め込もうとします。

 

まずここで
むくみの症状が出てくる事になり

体内の水分量が高まると
血液量も血液中の水分量も多くなって
血管を圧迫していくので

ここで高血圧の状態に
なっていくというわけです。

 

カリウムの栄養素を十分に摂取する事で
むくみの症状改善や高血圧の予防
心拍数維持などの効果が期待できます。

 

鉄分や葉酸、ビタミンB6などで貧血を予防して改善する

鉄分の多い食材といえば
豚肉や鶏肉のレバーとか
きな粉やごま、などが挙げられますけど

クミンもまた鉄分が
多く含まれている香辛料だったりします。

 

上記に挙げた食材100gにつき
含まれている鉄分量を見てみますと

 

豚肉レバー・・・13mg

鶏肉レバー・・・9mg

きな粉・・・9.2mg

ごま・・・9.9mg

クミン・・・11.7mg

 

といった具合に何気に鶏肉レバーよりも
鉄分量は多かったりします。

 

鉄分は赤血球の主成分となる
ヘモグロビンを構成するのに必要なので

不足すると貧血状態に
陥ったりするわけですが

他にも全身の組織に
取り込んだ酸素を運搬したり

細胞を活性化したりといった
重要な役割を持っています。

 

あとヘモグロビンを生成している成分は
タンパク質と鉄分で

このタンパク質の再合成には
ビタミンB6の存在も必要となってくるので

ビタミンB6の栄養素も
間接的に貧血予防に役立ちます。

更に葉酸についてですけど
主にDNAの生成や合成、細胞分裂や成長に
関わってくる栄養素であり

妊娠初期の妊婦さんには
絶対必要とされていますね。

(ただクミンに関していえば
妊婦さんは摂取するの控えた方が
いいといえます)

 

貧血の部分に
どう関わってくるのかといえば

葉酸とビタミンB12などが不足すると
細胞分裂が不十分で赤血球になり切る前に
壊れてしまう確率が高くなります。

 

そうなると赤血球になりきらなかった
赤芽球が溜まっていき

身体の各所に酸素をスムーズに
運搬する事が出来なくなっていきます。

葉酸やビタミンB12が不足して
貧血やめまいなどが起こる症状を
「悪性貧血」ともいいますね。

 

クミンには貧血を予防するための
ビタミンやミネラルが
色々含まれていますから

貧血の予防と改善には
もっていこいといえます。

特に女性の方は積極的に
摂取してほしいスパイスです。


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クミンアルデヒドによる食欲増進作用

クミンにはクミンアルデヒドと呼ばれる
独特な香り成分が含まれていまして

 

この香りによって消化器官を刺激するので
食欲が失われた暑い夏とか

風邪をひいた時など食欲を増進させる効果が
期待できます。

 

あとはブラッククミンに限られますけど
ガン腫瘍の進行と成長を遅延させるのに
クミンアルデヒドが役立ちといいます。

他にも

 

・精神面のリラックス効果

・消化器官の働きを調整

・抗酸化作用によるアンチエイジング効果

 

なども期待できますよ。

 

植物ステロール(フィトステロール)によるダイエット効果

クミンには植物ステロール
(フィトステロール)が多く含まれており

植物に含まれている
ファイトケミカルの一種でもあります。

 

ファイトケミカルは第七の栄養素としても
注目されている部分で、植物の色素や香り
アクなどがここに分類されます。

だいたい強い抗酸化力や
抗菌作用などを持っている点が特徴です。

 

悪玉コレステロールの減少や
体内のコレステロールを
阻害するといった効力を持つので

ダイエット効果などが期待できます。

海外の医科大学で行われた実験によると

クミン+ヨーグルトを摂取するグループと
ヨーグルトのみを摂取する
グループとに分かれて

3か月間ずっと摂取を続けてもらい
体脂肪やコレステロール値など
どうなったのか計測してみたところ

 

クミン+ヨーグルトを
摂取したグループの方が1.4kg多く体重が減り

更に体脂肪率の減少率に関しては
ヨーグルトのみのグループと比較して
約3倍もの違いが出たといいますし

悪玉コレステロールもヨーグルトのみより
多く低下したといいます。

 

ヨーグルト140gに対して
クミン3gで検証を行ったといいますけど

こうまで違いが出るものなんですねぇ。

 

リモネンによるリラックスや血行促進効果

だいたいレモンやオレンジといった
柑橘系果物の皮の部分に
含まれている成分で

だいたいはアロマテラピーなどで
よく耳にする成分でもあります。

 

代表的な効果として挙げられるのは
リモネンによるリラックス効果ですね。

 

体内に吸収される事で
リラックスしている時に出ている
α波が出てくるため

なんだかホッとした気持ちになれます。

 

あとリモネンには
交感神経を刺激する覚醒作用もあり

目をスッキリさまして気持ちを切り替えて
集中力を高める効果もあるので
ストレス解消への効果

 

あとは交感神経の刺激による
血流改善と促進効果や
免疫力アップ効果もあり

がん細胞をアポトーシスへと
導く働きもあるのでがん治療への効果も
期待されています。

 

クミンに副作用はないの?

さてこれだけ身体に素晴らしい
健康と美容の効果をもたらしてくれる
クミンのスパイスですが

摂取していく上で注意する点が
いくつかあるといえます。

 

まず1日に摂取するクミンの量としては
「1日3g(小さじ1杯)」程度が理想と
なっていますけど

ダイエット効果などを期待して
この分量を大幅に超えて
毎日摂取していくと

ワキガのような体臭がしてくる可能性が
高くなってくるといいます。

 

スパイスたっぷりのカレーを
毎日三食食べているインド人の人は
体臭がきつい傾向にあると聞きますけど

体臭面を気にする場合は
過剰な摂取は控えた方が無難かなと。

 

あとさっきちょろっと書きましたが
妊娠初期の妊婦さんはクミンの摂取は
控えた方がいいとされますね。

これはクミンによって
「胃痛、胃もたれ」が引き起こされる
可能性があるからとされるため。

栄養の摂取が滞ると胎児に十分な栄養が
いかなくなる可能性があります。

 

 

あとはアレルギー関連ですね。

クミンはセリ科の植物のスパイスですから

 

・セリ科の植物アレルギーのある人

・クミンに含まれている成分で
アレルギーが出てしまう人

 

このあたりの人は副作用が
出る可能性があるので要注意といえます。

 

スパイスアレルギーの症状は主に

 

・喉のかゆみ

・蕁麻疹

・吐き気や頭痛

・重い症状だと呼吸困難

・アナフィラキシーショック症状

 

このあたりが挙げられますので
スパイス系の料理を食べた後で

なんだか不調を感じたり
異変を感じる事がある・・と思ったら

ちょっと摂取は控えた方が
いいといえるでしょう。

 

クミンシード、パウダーの効果的な使い方は?

クミンですけど

「クミンシード」の種子の状態のものと

「クミンパウダー」の
粉末状にしたものと2種類あります。

 

クミンシードの方は
だいたい油で炒めたり煮込んでいって
香り付けしていく使い方が一般的でしょう。

 

クミンパウダーはひき肉料理の臭み消しや
生地に混ぜ込んだりカレーのアクセントに
入れたりと

どちらかといえばパウダーの方が
使い勝手はいいといえますね。

 

毎日適量を効果的に
摂取していく事を意識するなら

ヨーグルトやコーヒー
ホットミルクなどに適量を混ぜて
摂取していくやり方がいいかなと。

 

ただクミンの香りはやっぱり独特ですから

1回に摂取する分量を分けて
少しずつ摂取していくやり方に
していくといいでしょう。

 

もちろん通常のカレーやチキン料理
サラダのドレッシングにちょっと
加えたりするやり方もありますから

自分の生活スタイルに合った摂取の仕方を
摸索してみても面白いかもしれませんね。

 

今回のまとめです

はい、そんなわけで今回は
クミンシード、パウダーの効果効能に

効果的な使い方や
副作用などについて見ていきました。

 

適量を守って摂取していく事によって

生活習慣病の予防や健康効果
ダイエット効果など期待できますので

毎日の食生活に少しずつクミンを
取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

あ、ちなみにスーパーの
スパイスコーナーなどに並んでいる

小瓶タイプのクミンだと
内容量がだいたい12gなので

毎日3g摂取していくと数日で
なくなってしまいます。

 

クミンスパイスを毎日摂取する!

と決めた場合はもっと
大容量の商品を買った方が
コストパフォーマンスは良くなるでしょう。


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というわけでクミンシード
パウダーについては以上になります。

また次回お会いしましょう。

 


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