昆布やとろろ昆布の栄養効能!カロリーに健康ダイエット効果がすごい!

【2017/10/06 内容追記修正】

 

こんにちは~管理人のラトンです。

 

お味噌汁や煮物、うどんにそばなど
日本の和食に美味しいものは多いですけど

その美味しさの根幹を担っている
出汁にかかせない「昆布」

 

一般的に出汁を取る時に
使われること多い昆布ですけど

おでんの昆布締めとか
おせちの昆布巻きとか

料理によっては
そのままの昆布を頂く事もありますね。

 

割りと身近に感じる食材の昆布は

ヘルシーで美容にもいいので
健康効果やダイエット効果なども高いと
人気のようです。


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今回はそんな昆布の栄養効能やカロリー
健康にダイエット効果など
見ていきたいと思います。

 

同じように和食の出汁に欠かせない
鰹節についての記事もこちらで書いています。

いかがでしょうか。

⇒⇒⇒鰹節の栄養効能にダイエット糖尿病に効果的?発がん性があるって本当?

 

昆布やとろろ昆布の栄養効能!カロリーに健康ダイエット効果がすごい!

昆布の歴史部分についてちょっと触れてみますと・・

昆布の歴史部分について見ていきますと

 

その歴史はまあ本当古く

北海道函館で発見された
縄文時代の大規模集落跡
(約9000年~6500年前)からは

漁業をしていたとみられる
痕跡が見つかりました。

 

昆布などの海藻類は
骨や種のように何らかの痕跡が
残らないため

全て憶測になってしまうといいますが

縄文時代は私たちが思っているよりも
大分物流の流れが盛んだったと
されていて

 

山と海の地方の交易に焦点を当ててみると
海の地方の交易品の1つに

昆布があったのではないかと
考えられています。

 

縄文時代で食料を保存するとしたら
食材を干して干物の状態にする位しか
なかったと思いますが

海の地方の人たちは
獲ってきた昆布を干して乾燥させ保存し

食べるときに他の食材と一緒に煮込んで
味付けの代わりに使っていたのではとも
考えられています。

 

そう考えると日本に根付いている
和食文化のだしの概念は

縄文時代から始まったものと
いえるかもしれないですね。

縄文時代も末期あたりになると
大陸間の交易品や

その土地の一番偉い人物などへの
献上品として用いられていたのでは
ないかとされています。

 

昆布が文献の中に出てくる最も古い書物が

平安時代初期に編纂された
「続日本紀(797年)」

715年、蝦夷(えぞ)の酋長は

朝廷に対し先祖代々

夷布(えびすめ=昆布)を

献上し続けている

といった記述がされている点から
奈良時代の時点ですでに

朝廷への献上品としても
扱われていた事が伺い知れるかと
思います。

 

平安時代から鎌倉時代にかけては
昆布が欠かせない精進料理が
徐々に普及していき

鎌倉時代に入ってからは
海運技術も発達していった事から

物流が加速化し精進料理は
更に広まっていったとされます。

ちなみに鎌倉時代の時点では
すでに敦賀地方でとろろ昆布が
作られていたといいますよ。

 

鎌倉の中期以降になってくると
大型船も造船されるようになっていき

昆布の交易船が北海道と本州の間を
行き来するようになってから

庶民の間でも昆布が
広がるようになっていったといいます。

 

戦乱の時代においては
昆布は縁起物としても用いられ

戦国武将が出陣する前に
必勝祈願のために

「四方膳」

と呼ばれる膳を用意させたとあります。

 

それぞれ「打ち鮑、勝栗、昆布、酒」の
構成となっていて

「敵に打ち、勝ち、喜ぶ!!」

と気合を入れてから
それぞれの食べ物を口にして
縁起を担いだとされています。

 

 

そして本州の方にも伝わった昆布は
徐々に日本中に広がっていき

江戸時代においてはもう昆布は
食卓になくてはならない存在に
なっていき

関東よりは主に関西地方で多く流通し
消費されるようになっていたようです。

 

これは当時の昆布の流通網が
まず北海道から大阪に送られていたので

高品質な昆布はだいたい
大阪で売れていってしまったので

関東地方では昆布よりは鰹節の方が
使われていたといいますね。

 

とろろ昆布などの加工品も
多く製造して消費されていき

新しい土地で色んな昆布の食べ方や
文化を育みつつ今日へと至っています。

 

昆布ととろろ昆布って何か違うの?

昆布の栄養やカロリーに入る前に

昆布とあのふわふわなとろろ昆布って
何か違いがあるのか?

その部分について見ておきますけど

 

結論から先に書いてしまうなら
どちらも原料はまったく同じなので成分的にも同じです。

 

とろろ昆布はどうやら何枚もの昆布を重ねて
その側面部分を削ったものを言うらしいです。

薄い昆布を何枚も重ねて側面を削るので
ああいった手でほぐせば
ちぎれていくような状態になるんですね。


ちなみに似たような昆布で
「おぼろ昆布」がありますけど

 

こっちは昆布の表面をそ
のままカンナで削ったものとの事で

そのためおぼろ昆布の方は
とろろ昆布に比べてヒラヒラな
見た目になります。

 

おぼろ昆布にするためには肉厚で
傷の少ない上等な昆布を使う必要があり

更に職人さんが手間暇かけて
1枚1枚削っていくのですから

商品としての単価は
おぼろ昆布の方が高価になります。

 

昆布のカロリーや栄養素について

昆布ってあんまりそのまま
食べるってことしないと思うので

カロリーについてはそんなに
気にしていない人多いかもしれませんね。

 

通常の昆布のカロリーですけど

 

「100gあたり約138kcal」

 

となっているのですが

 

干し昆布の場合水につけて戻すと
だいたい5倍近くに膨れ上がるという事で

生の昆布で見てみると

 

・500gあたり138kcal⇒100gあたり27kcal

 

といった具合になります。

 

こうしてみるとかなり低カロリーな
食材といえます。


そして昆布の栄養素ですが

 

・カルシウム

・鉄分

・ナトリウム

・カリウム

・マグネシウム

・ビタミンB郡、C、E、K

・EPA

・食物繊維(フコダイン、アルギン酸)

・フコキサンチン

 

こんな具合に主にミネラル成分や
食物繊維などが主な栄養素となっています。

主に海藻は体にいいとされていますけど
具体的に昆布にはどういった栄養効果が
期待できるのでしょうか。


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昆布の栄養効能について

カルシウムで骨の強化や骨粗相症の予防

骨の主成分がカルシウムであることは
大半の人が知っている事かと思いますけど

カルシウムが骨から溶け出して
中身がスカスカな状態になってしまうのを
「骨粗相症」といいますね。

 

最近ですと高齢者のみならず
育ちざかりな子供でさえカルシウム不足で

骨粗相症に
なってしまう子もいるといいます。

 

骨の量は20代中頃までがピークで
そこから徐々に減っていくのですが

男性は減り方が緩やかなのに対して

女性の場合は閉経して
更年期のあたりになって

 

女性ホルモンである
エストロゲンが不足すると

カルシウムの縁幅が途端に一気に
加速するようです。

なので女性の場合は30代中頃になったら
カルシウムを通常よりも多めに摂取するよう
意識してきましょう。

 

昆布はその中でも豊富に
カルシウムを含んでいますし

カロリーも低いのでまさに
女性にとっては自然な食材

 

更に昆布に含まれているビタミンKは
カルシウムが骨に沈着する時に必要な

タンパク質を活性化してくれるので
骨の強化にはもってこいな
食材といえます。

 

アルギン酸やカリウムで体内の過剰な塩分を排出

「アルギン酸」は主に
昆布やひじきなどに含まれる
水に溶ける水溶性食物繊維で

「カリウム」はアボガドやレーズンなどに
多く含まれるミネラル成分。

これらはお互い結びついている
栄養素といえまして

体の中の過剰な塩分、ナトリウムを排出するのに
効果的に働いてくれます。

 

体内に過剰なナトリウムが残っていますと

 

・高血圧

・血中コレステロールの上昇

・血糖値の上昇

・便秘

・動脈硬化

・脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞などの
血栓系の病気

・むくみの症状

 

といった具合にこれらの症状が
起こりやすくなってしまいます。

 

塩分少なめなお味噌汁とかですと
無駄なく昆布のアルギン酸、カリウムなどの
栄養素を摂取できると思いますので

 

・高血圧の予防効果

・コレステロール値を低減させる効果

・動脈硬化や心筋梗塞などの予防

・むくみの解消や予防効果

・便通の改善、ダイエット効果

 

以上のような健康効果が期待できます。

 

あと出汁を取ったあとの昆布にも
アルギン酸は残っていますから

後々煮物やみそ汁の具に使うなどして
無駄なく頂いていきましょう。

 

EPAの成分で血液をどろどろからサラサラに

毎日遅くまで頑張っている
仕事の忙しい人にありがちなのが
生活習慣が乱れているという点。

 

・毎日コンビニのお惣菜や弁当

・野菜不足

・運動不足

・睡眠不足

・ストレスを受け続けている

 

このあたりが積み重なっていくと
中性脂肪やコレステロールが増えていき

血管内の血液がどろどろな
状態になっていきます。

 

その状態がどんどん進行していくと
動脈硬化の状態に
なりやすくなってしまうんですね。

 

しかしこのどろどろ血液を
改善してくれる栄養素として
注目されているのが「EPA」の成分。

 

だいたいは鯖やさんま、といった
青魚系に多く含まれている
栄養成分で有名ですけど

意外にもこのEPAの成分が
昆布にも多く含まれているというんですね。

 

 

EPAには

 

・血管内の血栓の生成の予防効果

・中性脂肪、コレステロール値の低減効果

・アトピーなどアレルギー症状の緩和

・血圧の減少効果

・精神の安定効果

 

といった具合いにどろどろ血液を
サラサラな状態にしてくれる効果
のみならず

精神安定や血圧の改善効果などあるので

 

最近生活が乱れている・・と感じる方は
朝食に塩分少なめな

昆布出汁のお味噌汁を
飲んだりしていきましょう。

 

毎日続けていく事で何かしら
体調に変化が出てくるはずです。

 

昆布の美肌効果

美肌効果を意識するとしたら
ビタミン豊富な野菜や果物などに
意識がいきがちですけど

 

しかし昆布には野菜に負けないほどの
ビタミン成分と

牛乳の23倍近くのミネラル成分が
含まれています。

血液の流れを良くするビタミンK
が豊富に含まれており

目の下のくまやくすみ
赤ら顔の改善に効果があります。

 

あとは美肌に効果的なビタミンAや
それに変わるビタミンB郡

あとはビタミンCに
若返りのビタミンとして有名な
ビタミンEなどもしっかり含んでいますね。

 

豊富な食物繊維でダイエット効果も

昆布に含まれている食物繊維は

 

・不溶性のセルロース

・水溶性のアルギン酸

・水溶性のフコイダン(フコイダイン)

 

となっていまして

 

水溶性と不溶性の食物繊維を
どちらも含んでいるので

腸壁を刺激して蠕動運動を促し
腸内に残っている固くなった便を
柔らかくすることで

体外に出しやすくするといった
効果などが期待できます。

 

 

腸内に長いこと便が残っていると
腸の中で腐敗と発酵が進んで
有害物質がどんどん出てくるので

その有害物質をどんどん取り込んでしまうと
肌荒れや体調不良、精神が不安定に・・

といった体に困った問題を引き起こします。

 

しかし腸内をキレイにしていけば
腸内で善玉菌が活動しやすくなり

 

・悪玉菌の増殖を予防

・腸の免疫力を高める効果

・コレステロールの吸収を抑える効果

・ビタミンや酵素の生成効果

 

といった具合いにダイエット効果を
高めていく事になります。

 

それぞれとろろ昆布や出汁昆布など
昆布にも種類がありますけど

自宅でとった昆布出汁には
水溶性食物繊維が含まれていますから

 

昆布のだしを取って
それをお味噌汁などに使用し

残った昆布も煮物や
煮込み料理などに使って

無駄なく昆布の栄養を摂取していく事で
腸内環境を更に改善していく事が
できるでしょう。

 

出汁を取るのが面倒なら「昆布水」という手もあります

ただ、自宅で昆布出汁を取るのが
良いとはいっても

毎回出汁を取るのも面倒・・
そういう時もありますよね。

 

そういった時は細かく切った昆布を
水の中に漬け置くだけでできる

「昆布水」

を作るというのはどうでしょうか。

 

作り方は本当至って簡単・・というか
本当置いておくだけです。

「材料」

・昆布・・・10g

・水・・・1リットル

 

「作り方」

昆布をだいたい2~3ミリ程度の幅に切って
100均ショップなどに売っている

麦茶用の水筒などに水と昆布を入れて
冷蔵庫で一晩放置すれば完成!

⇒⇒⇒お手軽かんたん! 昆布水

 

出汁を作る時のように
鍋をずっと見ているとかしなくていいですし

アルギン酸、フコイダンなどの
水溶性食物繊維は
だいたい40~60%程度溶けだしていき

カルシウム、カリウム、ビタミンB群などの
栄養素もしっかり溶けていくので

これなら忙しい人でも
十分準備できるのではないでしょうか。

 

こちらも残った出し殻昆布は
煮物とか料理に使えるので
無駄なく使っていきましょう。

 

今回のまとめです

はい、今回は昆布の栄養効能や
カロリーに健康効果、ダイエット効果など
見ていきました。

 

普段は出汁に使われることが多いかと思う
昆布ですけど

冬の時期になりますと
おでんの昆布締めとか

おせちなどに入っている昆布巻きなど
そのまま食べる機会も多くなってくると
思います。


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季節を感じさせる
昆布の料理なども色々ありますから

日常生活の中にも昆布の料理
色々取り入れていきたいものですね。

ではでは、また次回にお会いしましょう。

 

引き続き同じように出汁の取れる
鰹節についての記事もいかがでしょうか。

どうぞ見ていってください。

⇒⇒⇒鰹節の栄養効能にダイエット糖尿病に効果的?発がん性があるって本当?

 


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