トマト缶詰ホール缶と生トマトの栄養効果比較!危険性に安全性は?

【2017/10/03 内容追記修正】

どうも~こんにちは
美容健康エトランゼのラトンです。

 

先日から鯖缶やさんま缶と
缶詰についての内容お送りしていますが

今回も缶詰についての内容お送りしていきます。

 

日常的にたぶん結構多くの人が
料理に使っていると思われる

トマトの缶詰、ホール缶トマト。

 

煮込み料理にスープ、パスタと
幅広く料理に使えるので

日々の食事の準備で助かっている人は
多いかと思います。


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ただこのトマト缶、栄養が豊富なその裏側で
何やら危険性についての話題も出ているようです。

火のないところに煙は立たないといいますからね

今回はトマト缶詰について栄養効果や
危険性の部分について見ていこうと思います。

 

トマト缶詰ホール缶と生トマトの栄養効果比較!危険性に安全性は?

トマトと缶詰、トマト缶の歴史部分について

主題はあくまでトマト缶なので
あまり多くは書きませんが

先にトマトと缶詰の
歴史部分について見ていきましょう。

 

まずトマトですけど
なんとなく原産地のイメージって

スペイン地方みたいな
先入観があったのですが

原産地は南アメリカの
アンデス山脈の高原地帯となっています。

 

最初に栽培されたのは
8世紀初頭の頃とされ

当時インカ帝国が栄えていた時代では
主力の野菜として栽培されていた
といいます。

 

そこから時代はちょっと飛んで16世紀。

当時はスペイン人による
南アメリカの植民地化が進んでいて

この時にジャガイモや
とうもろこしなどの種と一緒に

トマトも一緒になって
ヨーロッパ地方に伝わっていった
といいます。

 

しかし当時トマトは有害な毒を持つ
花に似ていたところから

誰も食用として用いず
あくまで観賞用とされ

200年もの間ずっと
そうした扱いを受けていたそうです。

 

ようやく食べられる野菜
と認識されたのが

飢餓に苦しんでいた
イタリア庶民だったというのですから
なんとも皮肉な話だと感じます。

日本にトマトが伝来してきたのは
17世紀半ばの江戸時代。

 

1668年には江戸時代初期の絵師
狩野探幽(かのうたんゆう)が
「唐なすび」の名前でトマトを描いており

1709年には江戸時代の儒学者
貝原益軒(かいばらえきけん)が
編纂した儒学書

「大和本草」に「唐ガキ」として
記述が残っているといいます。


日本で缶詰が作られたのは
1871年(明治4年)とされ

一番最初に作られたのは
いわしの油詰缶詰だったといいます。

 

当時は西洋文化を積極的に取り入れて
改革していこうという時代で

缶詰の研究着手が1874年(明治7年)

本格的な缶詰製造は
1877(明治10年)から
開始されたといいます。

 

そして今回のお題のトマト缶ですけど
明治9年のあたりに最初のトマト缶が
作られたそうで

そこの試作に立ち会ったのが
アメリカでぶどう栽培と
醸造研究を行っていた

「大藤松五郎」なる人物。

 

まだ缶詰そのものの製法については
研究の段階だった点もあったのか

トマト缶はすぐに
腐ってしまったといいます。

 

そしてその後現在でも
ケチャップで名の知れた大手企業
カゴメの創設者「蟹江一太郎氏」が

西洋のトマトソースを元にして
試行錯誤を繰り返した末に
1903年(明治36年)に

国内初のトマトソースを
作り出す事に成功しています。

 

その後、トマトジュース、ケチャップ
トマトペーストといった

トマトの加工品を
生み出していくわけですが

缶詰に関してはカゴメの
歴史ページに見当たらず・・

 

ただ、別の資料に
1916年(大正5年)頃に

トマトジュースやモモ、イチジクなどが
熱殺菌をした缶詰に入れられ

空気を抜いてハンダ付け
処理されたといった記述がされていました。

 

カゴメの会社がトマトジュースを
発売したのが1933年(昭和8年)
だったので

試験的とはいえトマトの加工品を
缶詰にしようとした人が
他にもいたというわけですね。

 

トマト缶詰と生トマトとの栄養はどっちがいいの?

さて、トマト缶詰と生トマト

どちらの方が栄養価が高いのか。

 

そのあたりちょっと比較してみますと・・・

「生トマト(100gあたり)」

・ビタミンA・・・74.25μg

・ビタミンE・・・1.49mg

・ビタミンK・・・6.6μg

・ビタミンB1・・・0.08mg

・ビタミンB2・・・ 0.03mg

・ナイアシン・・・1.16mg

・ビタミンB6・・・0.13mg

・葉酸・・・36.3μg

・ビタミンC・・・24.75mg

・ナトリウム・・・4.95mg

・カリウム・・・346.5mg

・カルシウム・・・11.55mg

・マグネシウム・・・14.85mg

・リン・・・42.9mg

・鉄・・・0.33mg

・亜鉛・・・0.17mg

・銅・・・0.07mg

・マンガン・・・ 0.13mg

 

「ホールトマト(100gあたり)」

・ビタミンA・・・188μg☆

・ビタミンE・・・4.8mg☆

・ビタミンK・・・20μg☆

・ビタミンB1・・・0.24mg☆

・ビタミンB2・・・ 0.12mg☆

・ナイアシン・・・2.4mg☆

・ビタミンB6・・・0.4mg☆

・葉酸・・・84μg☆

・ビタミンC・・・40mg☆

・ナトリウム・・・1080mg☆

・カリウム・・・960mg☆

・カルシウム・・・36mg☆

・マグネシウム・・・52mg☆

・リン・・・104mg☆

・鉄・・・1.6mg☆

・亜鉛・・・0.4mg☆

・銅・・・0.32mg☆

・マンガン・・・ 0.36mg☆

星のついている栄養素はそちらのほうが
含有量が高いといいますか

 

ほぼ数値変わらないものもありますけど
全体的に缶詰トマトの方が
栄養価的には高いんですね。

 

ちなみにトマトを代表する
栄養素の「リコピン」ですが

缶詰の方が2~3倍近くの量が
含まれていまして

旨み成分の「グルタミン酸」
トマト缶の方が2~3倍近く
含まれているといいますね。

生食用のトマトは
「ピンク系トマト」とも呼ばれ

日本においてはタキイ種苗が
販売している「桃太郎系」と
呼ばれる品種が

国内シェアの約70%以上を
占めているといいます。

 

ビニールハウス内で
生育の調整が可能で

ほぼ一年中トマトの収穫が
できるような状態になっており

普段スーパーなどの店頭で
出ているトマトは主にこっちの
ピンク系トマトです。

 

缶詰トマトの原料は「赤系トマト」
呼ばれる加工用のトマトで

3~4月に定植して
太陽の日射しが最も強くなる
8月~9月にしっかり完熟させて収穫。

 

収穫したら鮮度が落ちないうちに
そのまま加工工場に

運ばれるというのですから
徹底しています。

そして充填液として
トマトジュースが使用されています。

 

まあ、完熟させてたっぷりの
栄養を含んだ状態で
缶詰になるのですから

トマト缶の方が栄養価が
高いというのも
納得できるというものです。

 

こうした部分見てみると
トマト缶の方が色々と使い勝手いいなーと
思いますよね。

 

リコピンによる高い抗酸化作用

カロテノイドの一種とされ
主にトマト、すいかなどの赤色の部分に
含まれている天然色素です。

 

抗酸化作用がものすごい高く

若返りのビタミンで知られる

「ビタミンEの約100倍」

「βカロテンの約2倍」

の抗酸化作用を持つとさえ言われています。

 

その抗酸化作用によって

血中の中性脂肪の抑制や

悪玉コレステロール値を低減させて
酸化を予防する作用を持つので
血流を改善させる効果が期待できます。

 

そうなると
血液がサラサラになっていくので

血管内が詰まりやすくなってしまう
動脈硬化や高血圧の予防、改善にも
なりますし

生活習慣病などの予防にも
効果が期待できますね。

そして抗酸化作用が
すごい強いということは

体内の活性酸素の除去や
肌細胞なども活性酸素から
守ってくれるので

 

体内の老化や肌のシワやたるみ
しみなどを予防しつつ

アンチエイジングなど
若返りの効果などを得る事ができます。

 

更にトマトをよく食べるグループの人は
そうでない人に比べて

がんになりにくいという
実験データもあり

がんなどの予防にも役立ちます。

 

グルタミン酸

旨み成分として
有名な「グルタミン酸」は

体内で合成することのできる
非必須アミノ酸の一種であり

 

免疫力をアップさせると共に
利尿効果や脳を活性化する作用があります。

あと美肌効果に
血圧を下げる効果などですね。

 

ドライトマトなどにすると
旨み成分などが更に凝縮されて
一気に野菜特有の甘みが出ておいしくなります。

 

ただ、生トマトに比べて
一気にカロリーとナトリウムの含有量が
上がっていますので食べ過ぎは禁物。

 

まあ塩分排出効果の
カリウムも含まれているので
そんな問題ではないかなとも思いますが・・

ドライトマトにした場合は
小分けして食べる量を
調整しておきましょう。

 

13オキソODAによる脂肪燃焼効果

近年におけるトマトに
関する研究データによりますと

トマトジュースの中に含まれる

「13オキソODA」

という成分に注目が
集まっているといいます。

 

13オキソODAは不飽和脂肪酸の一種であり

摂取することで
血中の中性脂肪値を下げ
脂肪燃焼効果を高めてくれるため

脂肪肝や肥満を予防する効果が
期待できるといいます。

 

ちなみに13オキソODAは
トマトジュースにした方が
吸収効率がアップするとの事で

トマト缶は充填液にトマトジュースが
使用されているわけですから

13オキソODAの栄養も
効率的に摂取する事が
できるというわけですね。

 

・美肌効果

・アンチエイジング効果

・血管をきれいにして動脈硬化を予防

・コレステロール値値を低減させ肥満防止

・がんの予防効果

・生活習慣病などの病気を予防

 

以上のように各栄養素によって
これだけの効果を得る事ができるので

なかなかどうして素晴らしい食材だと
感じるわけですが

 

その裏で危険性についても指摘されています。。。


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トマト缶詰、ホールトマト缶の危険性について

さて、今回トマト缶詰について
調べている途中で知ったんですけど

トマト缶が何やら健康によくない
危険な代物だという話について。

 

缶詰の内部にコーティングされている樹脂に

「ビスフェノールA」

という物質が含まれているのですが

この樹脂がトマトの酸で溶け出してしまい
何らかの悪影響を及ぼしているといいます。

 

主な影響としては生殖機能や
神経系に当たる健康被害
思春期早発などとされています。

⇒⇒⇒ビスフェノールAについて

 

販売されている商品は
だいたい輸入物のトマト缶が多いですから

気になる方は瓶詰めや
紙パック詰めのものを購入した方がいいかも。

 

あと妊娠中の妊婦さんや
乳幼児への離乳食などに使用するのも

気になる方は缶詰トマトを使うの
一時的にやめたほうがいいかなーと。

まあ神経質になりすぎかもしれませんが。。

 

現在だと日本産はビスフェノールAを
含まないペットボトルと同じ成分を
使用した缶詰が大半だといいますし

含まれている量も微量で
ホールトマト缶を1日で60缶以上とか
それほどの大量摂取をしない限り
まず健康に影響はないと見ていいとしています。

 

そこまでものすごい勢いで
トマト缶摂取する人なんて・・・
いるんでしょうか;;;

そのため、結局のところ最終的には
消費者の判断で買う商品を選ぶ必要が
出てくるというわけですね。

 

今回のまとめ

はい、そんなわけで今回は
トマトの缶詰についての栄養効果に
危険性などについて紹介していきました。

現在だと国産の場合
ビスフェノールAが使われていないタイプの
缶詰がほとんどだといいますけど

 

輸入系の缶詰にそれが
施されているのかはわかりませんので

心配な場合は生のトマトをピューレ状にして
冷凍保存するか

瓶や紙パックで売っているものを
使うといった対策が取れるでしょう。


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まあ自分の場合はそんなに
いつもトマト缶使っているわけでもないですし
今後も気にすること無く使うかなと思いますけど

一応トマト缶にはこういった側面がある。
という部分は知っておいて損は
ないのではないでしょうか。

 

それでは今回の内容は以上です。
また次回にお会いしましょう~~。

 

引き続きトマト缶詰関連の
レシピ記事もどうぞご覧くださいませ。

⇒⇒⇒トマト缶詰ホール缶の美容健康の簡単人気レシピ!鶏肉の絶品おかず

 

⇒⇒⇒トマト缶詰ホール缶の簡単人気豚肉レシピ!美容夏バテにも効果的

 

⇒⇒⇒トマト缶詰ホール缶の簡単人気な鯖水煮缶レシピ!美容ダイエットに◎

 

⇒⇒⇒トマト缶詰ホール缶で簡単人気な美容ダイエットパスタレシピ!

 

⇒⇒⇒トマト缶詰ホール缶で簡単人気のカレーレシピ!美容ダイエットに効果的

 


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